「ファランヘ党」の版間の差分

[[Image:FalangeBandera españolaFE Yugo y flechasJONS.jpgsvg|thumb|200px|ファランヘ党のシンボル党旗]]

'''ファランヘ党 '''（Falange）（La Falange Española Tradicionalista y de las JONS）は、[[スペイン]]の[[右翼]][[政党]]。通常は1934年に誕生し現在まで続く党の呼び名であり1937年に結成された翼賛政治運動は公式には「国民運動」、便宜上「新ファランヘ」とも呼ばれる。

[[1933年]]に[[プリモ・デ・リベラ]]の息子である[[ホセ・アントニオ・プリモ・デ・リベラ]]によって創設された。翌年、[[ファシズム]]政党「国家サンディカリスト攻撃団」と合併し勢力を伸ばしたが、党員の大部分は21歳以下の学生だった。[[1936年]]に[[人民戦線]]政府によって党幹部が逮捕。同年、5月に[[スペイン内戦]]が始まると反乱軍側に協力した（このためホセ・アントニオ・プリモ・デ・リベラは獄中で処刑された）。[[1937年]]、[[フランシスコ・フランコ]]は王党派とファランヘ党を合体させ新ファランヘ党党首に就任。[[1939年]]の党大会でスペインで唯一の政党となることが決議され[[1975年]]のフランコの死まで独裁制を支えたが、（旧）ファランヘ党のメンバーは1950年代から政権から完全に外された。その後、分裂し「新ファランヘ」は、[[1976年]]に[[国民同盟 (スペイン)|国民同盟]]へと改組され、[[1989年]]には[[国民党 (スペイン)|国民党]]と改称、ファシズムと決別した。（旧）ファランヘ党は現在でも全国組織として活動しホセ・アントニオ・プリモ・デ・リベラの思想を信奉している（フランコは評価していない）。