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調味、保存、健康などの要因に言及 |
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'''郷土料理'''(きょうどりょうり)とは、その地域の産品を主体とし、その地域で発展した調理方法や調味法で作られた[[料理]]である。
== 概要 ==
郷土料理は、その地域から得られる[[食材]]を使っていることが主な特徴となるが、更には調理方法や調味方法も他に見られない独特のものである傾向も見られる料理である。その多くは[[家庭料理]]とも重なり、更には[[おふくろの味]]など、地方出身者が故郷で慣れ親しんだ料理を指す場合もある。
郷土料理は様々な理由に伴う地域色が色濃く強く出ている。[[気候]]風土や[[地理]]条件により得られる食品、[[調味料]]に制約があることが影響している場合が多く、また[[保存]]法の違いによっても利用できる食材が異なる。また、気候によっては、発汗を促す[[香辛料]]を多用したり、[[生薬]]や[[ハーブ]]をとりいれ、より[[健康]]にすごせるように工夫がなされることも少なくない。他にも、
多くの場合、ある程度の広がりをもつ地域ごとに根強く支持、継承されてきた
ただ、[[社会]]が近代化し[[食文化]]が大きく変化して行く中で、地域文化の衰退にも拠りこの郷土料理が失われる文化になっているケースや、他の文化の流入にもより原型が見えにくくなっているケースも出ている。[[ナショナリズム]]的な風潮の中ではこういった衰退文化の保存と維持に努める動きもあり、[[スローフード]]や[[地産地消]]といった動きも見られる。
== 歴史的背景 ==
郷土料理の発達に於いては、その地域でしか賞味できない食材というものが影響しているケースもある。これは保存が利かない食材や、逆に寒冷地や乾燥地など保存
その一方で、上にも述べたとおり地域の権力者などが関与している場合もある。例えば[[ナポリピッツァ]]([[ピザ#イタリアのピッツァ|イタリアのピッツァ]])の「マルゲリータ」のように時の権力者が甚く気に入った結果として名前に関連性が残されたものもみられる。こういった「歴史」はしばしば伝説のようなもので史実かどうか疑わしいものも無い訳ではないが、地域の料理には様々な伝説的逸話も付きまとう。また、権力者が特定の食材を独占したり、食用を禁止したり、栽培を奨励することによって、代替食品が発達したり、利用が進んだりすることもある。また、[[ジャガイモ]]など[[芋|イモ類]]ではその栽培の容易さもあって、世界各地の様々な地域で[[飢饉]]回避のために栽培が推奨され
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