「白姫抄」の版間の差分
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『'''白姫抄'''』(しらひめしょう)
1編を2つに分割した
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== あらすじ ==
; 序
: 雪の降り始めた山を登っていた男は白い着物姿の女を見つけた。目じりと唇に紅を差したその女は、「何をしているのか」と問いかけた男に「待っているのです」と答える。
; 第1話
: 父親を狼に殺された過去を持つ娘が、母親の制止を振り切り、復讐のために、父親の形見である刀を携えて雪の降る冬山に向かうが……。
; 第2話
: 愛する娘を、「いつか帰る」という約束と共に残して旅立った男が、30年以上経って約束の地である湖に戻ってみると……。
; 第3話
: 暗くなった冬山で道に迷った1人の武士の、目の前に突如現れた番いの鷺。武士は愛する娘を思い出し、番いの仲のよさに嫉妬して一方を射殺してしまう。その後も歩き続けるが、同じところに戻ってきてしまった武士を麓へ導いた、どくろを抱えた不思議な女は……。
; 終
: 「雪は白姫の涙だ」・「白姫の涙が降ると悲しい出来事が起こる」と言う男に対し、謎の女は「雪は『白姫』の涙ではありません」と穏やかに反論する。そして、突如宙に現れた雪のように白い狼のような精霊の群れの1頭に乗ると、「雪は私の涙ではなく、人の子の悲しみが雪を呼ぶのです」と言い置いて去る。女は雪の神・白姫だったのだ。
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== 単行本 ==
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