「乾式壁」の版間の差分

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'''乾式壁'''(かんしきかべ)とは、建築用語で、[[石膏ボード]]を使用した[[壁]]のことである。主に[[高層マンション]]の[[戸境壁]](隣戸の間の壁のこと。例えば501号室と502号室を隔てる壁のこと)に採用される。大抵は、二枚の石膏ボードの間に[[吸音性]](遮音性ではない)と[[断熱性]]を兼ね備えた素材である[[グラスウール]]を充填し、15cm程度の厚みを持たせて戸境壁となす。
 
'''乾式壁'''(かんしきかべ)とは、建築用語で、[[石膏ボード]]を使用した[[壁]]のことである。主に[[高層マンション]]の[[戸境壁]](隣戸の間の壁のこと。例えば501号室と502号室を隔てる壁のこと)に採用される。大抵は、二枚の石膏ボードの間に[[吸音性]](遮音性ではない)と[[断熱性]]を兼ね備えた素材である[[グラスウール]]を充填し、15cm程度の厚みを持たせて戸境壁となす。
 
壁には[[湿式壁]]と乾式壁がある。[[湿式壁]]とは、[[コンクリート]]など、型に流し込んで固めて作る壁のことであり、乾式壁はそれに対して「乾いている」[[石膏ボード]]を使用した壁のことである。
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高層[[建築物]]においては、壁全てを[[コンクリート]]で作ることは難しく、重量も増し[[耐震性]]が著しく低下するため、最近ではほぼ必ず乾式壁が採用される。軽量化のため、建築物の階層が高くなればなるほど、戸境壁の厚みが薄くなる傾向がある。壁の厚みが薄くなれば、静粛性は低下する。
 
欠点としては、[[石膏]]であるため、衝撃に対して脆い強く殴れば穴が空く拳銃の弾丸は貫通するまた、既に出来上がっている[[石膏ボード]]を嵌めあわせて作るので、精密な施工がやや難しい、といったことが挙げられる。[[コンクリート]]の湿式壁よりは遮音性が低いが、遮音性の高い高性能な乾式壁も多く存在する。但し、その分値段は高くなる。
 
欠点としては、[[石膏]]であるため、衝撃に対して脆い。強く殴れば穴が空く。拳銃の弾丸は貫通する。また、既に出来上がっている[[石膏ボード]]を嵌めあわせて作るので、精密な施工がやや難しい。[[コンクリート]]の湿式壁よりは遮音性が低いが、遮音性の高い高性能な乾式壁も多く存在する。その分値段は高くなる。
 
20階建て以上の[[高層マンション]]では、ほぼ必ず乾式壁が採用されている。[[低層マンション]]で乾式壁を採用しているものは少ない。