「プレニル化」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Loveless (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: pl:Prenylacja
Vesper (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
1行目:
'''プレニル化反応'''(Prenylation)とは、疎水性分子のプレニル基を[[タンパク質]]に付加する反応のことである。
プレニル基は[[グリコシルホスファチジルイノシトール]]などのように、タンパク質の[[細胞膜]]への結合を促進すると考えられている。
 
==プレニル基==
プレニル基とは、炭素数5の[[イソプレン]]単位で構成される構造単位の総称で、炭素数5でジメチルアリル基、10でゲラニル基、15でファルネシル基、20でゲラニルゲラニル基、40でオクタプレニル基と呼ばれる。母核となる有機化合物の[[生理活性]]が、プレニル基がヒゲのように修飾する長さや位置の違いによってさまざまに変化することが知られている。
 
==タンパク質のプレニル化==
タンパク質のプレニル化は、ファネシル基やゲラニルゲラプレニル基がタンパク質の[[C末端]]の[[システイン]]残基に結合することによって起こる。細胞内でのプレニル化には3つの[[酵素]]が関与する。
 
===ファネシルトランスフェラーゼとゲラニルゲラニルトランスフェラーゼI===