「立体配座」の版間の差分
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→コンフォメーション変化とフォールディング: シャペロンについてを加筆 |
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また、タンパク質が[[リボソーム]]で生産されると同時に立体構造を取り始めるが、その折りたたみ過程(フォールディング)は非常に素早く(エネルギー的に低い準位に移るだけなので)いまだよく理解されていない。コンピューター上で仮想のペプチドをフォールディングさせる[[シミュレーション]]が行われているが、現実にそうした[[ペプチド]]を作成すると再現できない場合が多い。また、'''カメレオンペプチド'''というαヘリックス、βシートどちらでも構成することのできるアミノ酸配列も見つかっているが、なぜそのような現象が起きるかということについても理解が深まっているとはいえない。
こういったフォールディングは、タンパク質の配列によって自発的かつ一義的に折りたたまれると考えられてきた。しかし、生体内では[[シャペロン]]と呼ばれる一群のタンパク質が正しいコンフォメーションをとるようにフォールディングを助けていることが解ってきた。このシャペロンは古細菌から哺乳類まできわめて良く保存されており、生体にとって必須の作用を持つと考えられるようになった。
=== 核酸===
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