「形而上絵画」の版間の差分

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[[アンドレ・ブルトン]]は、デ・キリコの形而上作品を、それが引き起こす感覚ゆえに、高く評価し、[[シュルレアリスム]]を創始するときの1つの源泉として位置付けた。また、[[マックス・エルンスト]]、[[ルネ・マグリット]]、[[イヴ・タンギー]]、[[ポール・デルヴォー]]などへ、強い影響を、場合によっては決定的な影響を与えている。
 
デ・キリコ、カッラ、モランディといった作家は、いずれも、1910年代後半から[[1920年代]]にかけて、形而上絵画から離れ、特に、デ・キリコは、([[パブロ・ピカソ|ピカソ]]の[[キュビスム]]時代のあとのように)一転して古典的な画風の作品を描くようになり、これに対しては、ブルトンからは、否定的な評価がなされている。<br>
また、デ・キリコは1920年代以降も、古典的な画風の作品とともに、形而上絵画と呼べるような作品を、多数制作した(特に1910年代の作品とまったく同じ題材の作品を多く制作している)が、ブルトンが高く評価しなかったこともあり、1910年代の形而上絵画作品のみが優れているという評価をされることも多い。
なお、デ・キリコの形而上作品は、1910年代だけで、100点以上存在する。