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'''マルコス・スザーノ'''(Marcos Suzano、[[1963年]] - )は[[ブラジル]]を代表する出身のパーカッショニストの1人であるいわゆる[[カリオカ]]([[リオ・デ・ジャネイロ]]生まれ)の1人ブラジルの[[タンバリン]]、主に[[パンデイロ]]を主に使用する。パンデイロ一つだけでドラムセット並みにバリエーションが豊かで迫力のある音を生み出すことで世界的に名声が高く、ブラジルスターミュージシャンをはじめとしスティングなどイルサポートも努めていた。現在は様々な活動に加え、[[THE BOOM]]のボーカタンバスト[[宮沢和史]]の新バドである[[GANGA ZUMBA]]正式メンバー演奏者として日本国内でも勢力的に活動してい知られる。
 
スザーノは[[サンバ (ブラジル)|サンバ]]に興味を持ち、14歳で初めてパンデイロを練習し、次第に[[ショーロ]]を演奏するようになった。その後、80年代にアクアレーラ・カリオカというバンドのパンデイロ奏者を経て、ソロの打楽器奏者として活動するようになった。この頃には、[[小野リサ]]のアルバムなどにも参加している。
[[Category:ブラジルのミュージシャン|すさの まるこす]]
 
[[Category:1963年生|すさの まるこす]]
一般的にパンデイロは、ショーロやサンバ、あるいはマルシャ(ブラジルにおける3拍子のマーチ)、コーコやエンボラーダといったブラジル[[ノルデスチ|北東部]]のリズムだけで使われる楽器とされてきた。しかし、スザーノ自身が18歳まで、[[ザ・ポリス]]や[[レッド・ツェッペリン]]、[[キング・クリムゾン]]などを聞いて育ってきたこともあり、ロックやファンクなどブラジル音楽以外の欧米の音楽を多彩に表現することを研究し、これらのリズムや音をパンデイロで表現できないかと研究した結果、ドラムセット並みにバリエーションが豊かで迫力のある音を生み出したことで世界的に名声が高まった。彼のパンデイロ奏法は俗にスザーノ奏法ともいわれる。
 
またブラジルのパーカッショニストは、サンバを中心として総じて筋肉質の大柄の、いわゆる[[マッチョ]]な人が多いが、スザーノはどちらかというと小柄であった。そのためスザーノはブラジルの有名歌手などと競演した際に差別されたという経験があったことも語っている。
 
彼が注目されたのは、1993年に発表された''Olho de Peixe''(オーリョ・ジ・ペイシ、日本題:魚の目)という作品である。これはブラジルのミュージシャンである[[レニーニ]]の自宅スタジオにおいて、レニーニのエレキギターとスザーノのパンデイロだけによる楽曲を録音したというアルバムだったが、それまでのブラジル音楽の枠におさまらないスタイルが注目された。これが話題となり、日本でもCDが輸入されたが、売り切れが続出し、再入荷と売り切れが繰り返されたことから、ブラジル音楽の愛好家に留まらず、次第に音楽ファンの間でも評価が高まった。なお、この作品はのちに日本盤でも発売されたがいまは廃盤となっている。
 
1998年、当時外苑前にあった[[シュハスコ]]料理店・サバス東京で、レニーニ&スザーノとして来日しライブを行って以降、頻繁に日本を訪問することが多くなり、日本各地でパンデイロのワークショップや講座を不定期に行うようになった。こうした活動から、[[山崎まさよし]]や[[ウルフルズ]]の[[サンコンJr.]]など、多くの日本のミュージシャンがパンデイロを練習するようになるなど、多大な影響を与えた。特に山崎まさよしはスザーノと[[沼澤尚]]のライブに飛び入りして、自作曲の「セロリ」を歌ったほか、[[ユニクロ]]のCMでパンデイロを叩くシーンが映し出されるなど、その影響を多く受けたことが理解できる。
 
また、ブラジルのスターミュージシャンをはじめとし[[スティング]]などのサポートも努めている。この他、スザーノは月刊ラティーナなどのインタビューを通じて、シコ・サイエンス&ナサゥン・ズンビやパウリーニョ・モスカなど、ブラジルにおける最先端の音楽を日本に紹介する役割も果たした。
 
現在は、[[THE BOOM]]のボーカリスト[[宮沢和史]]の新バンドである[[GANGA ZUMBA]]の正式メンバーとして日本国内でも勢力的に活動している。
 
彼の考え方として、パンデイロは高音・中音・低音がすべて表現できる楽器で、サンバに限らずあらゆる音楽が表現できるという。
 
== アルバム・など ==
*Olho de Peixe(オーリョ・ジ・ペイシ、レニーニとのデュオ)、1993年
*Sambatown(サンバタウン)、1996年
*パンデイロ・コンプリート・レッスン、1998年(VHS, 販売:フジテレビ映像企画部)
*Flash(フラッシュ)、2000年
*パンディロ・マスターへの道(DVD, ラティーナ)、2006年
 
== 外部リンク ==
*[http://uguisu2001.at.infoseek.co.jp/int/l_s.html LENINE&SUZANO INTERVIEW(日本語)]
*[http://www.imedia24.tv/urbane-groove-network/jp/main_music/JMD/marcos_suzano/index.html マルコス・スザーノ特別独占インタビュー]
 
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[[en:Marcos Suzano]]