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『'''新ハムレット'''』(しん
*[[新潮文庫]]より、この作品を表題作にした作品集が出版されている([[#出版]])。▼
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== 内容 ==
▲===一 エルシノア王城 城内の大広間===
ホレイショとハムレットのやりとり。先王の[[幽霊]]が出るという噂が大学に広まっていることが報告される。「母は総入歯」というコミカルな台詞もあるのがオリジナルとの違い。
▲*ハムレットが大学に行きたがるが、新王はホレイショを呼ぶことによって、それを止める。
▲===二 ポローニヤス邸の一室===
▲*オフィーリアとその兄レヤチーズのやりとり。ハムレットに惚れるな、と兄が妹に釘を刺す。ここでレヤチーズの口から語られるハムレットの人物像(何でも巧くこなすが、情熱的になれない、人心を見透かしたような青年像)は、『[[人間失格]]』の葉蔵に似ている。ここはオリジナルとの違いと言えよう。
▲*ポローニヤスが登場して、レヤチーズに、大学生活での心得を言い渡す。レヤチーズが去った後のオフィーリアと父のやりとり。
▲===三 高台===
▲===四 王妃の居間===
▲*[[王妃]]とホレイショのやりとり。王が途中から入ってきてオフィーリアの[[妊娠]]騒ぎ。
▲===五 廊下===
▲===六 庭園===
▲*オフィーリアと王妃のやりとり。原作にも登場する「[[紫蘭]]のみだらな呼び名」についての台詞がある。
;八 王の居間
▲===七 城内の一室===
王とポローニヤスのやりとり。オリジナルと違って、ポローニヤスを殺すのは王である。
▲*先王殺しの容疑のある王の反応を見るために、ポローニヤス、ハムレット、レヤチーズらが、王殺しに似た状況の[[朗読劇]]『迎え火』を演じて見せる。この朗読劇は、[[クリスティーナ・ロセッティ]]の『時と亡霊』を太宰なりに潤色したものである。
▲*芝居を聴いた王妃は怒り、王は喜んでいるように見えた。
▲*戦争が始まり、レヤチーズは死ぬ。そのことを王は知らせに来たのだが、ハムレットは、王がポローニヤスを殺したことを察する。そのとき、王妃の入水自殺を知らせに、ホレイショがやってくる。
== 出版 ==
*『新ハムレット』(新潮文庫)ISBN 978-4101006123
== 外部リンク ==
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