「近赤外線分光法」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Unipuma (会話 | 投稿記録)
広告的記述の削除と細かな整形
Unipuma (会話 | 投稿記録)
→‎主な用途: 非観血→非侵襲に変更
7行目:
*畜産 - 一般的に多く用いられるのは、飼料の検査分野である。また、鶏などの腹腔内脂肪の検査にも用いられることもある。
*医薬品 - ヨーロッパでの利用を皮切りに、アメリカでも21世紀になり本格的に使用されてきている。近年日本においても、諸外国との取引の関係から、導入する企業が増えている。 目的は原材料の受け入れ検査や工程管理(混合均一性の確認)に用いられることが多い。 また、その他の用途では、結晶形や結晶化度のチェックに用いることが出来ることが知られている。
*医科学・神経科学 - 近赤外線は[[皮膚]]や[[頭蓋骨]]によっても完全には遮られず、生体組織に含まれる[[ヘモグロビン]]や[[ミオグロビン]]は酸素と結合した時としない時とで近赤外領域での吸光特性が異なる。これらの性質を利用して、生体の非観血的侵襲計測に利用することができる。1940年代にGlenn Allan Millikan<ref>「[[ミリカンの油滴実験]]」の[[ロバート・ミリカン]]の二男である。</ref>は、''[[in vivo]]''での血中ヘモグロビンの酸素飽和度の計測を試みた。この方式は1970年代に[[青柳卓雄]]によって[[パルスオキシメーター]]に発展し、近赤外線を用いた経皮的動脈血酸素飽和度計測を実用に供することが可能となった。また、近年では[[大脳皮質]]における血流量、酸素消費などの計測に発展している。
<!--
*医科学・神経科学 - [[ヘモグロビン]]や[[ミオグロビン]]は酸素と結合した時としない時とで近赤外領域での吸光度が異なる。この性質を利用して[[大脳皮質]]を初めとした[[ヒト]]の[[組織]]における血流量、酸素消費などを調べることができる。-->