「参与官」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
「国史大辞典」の同名項目を参考にして加筆
2行目:
 
== 概要 ==
従来の勅任[[参事官]]に代わって設置された。[[政務次官]]の下に[[衆議院議員]]・[[貴族院議員]]の中から政治任用によって1名が任命され、大臣の補佐及び[[帝国議会]]との交渉などを担当した。今日の[[大臣政務官]]に相当する。なお、設置の際、[[陸軍省]]・[[海軍省]]に参与官を設置するかで問題になった。[[軍部]]は[[統帥権]]の観点から激しく反対したが、[[軍機]]に関与しない事実上の名誉職とすることを条件に軍部側も受け入れた。
 
戦後の[[文官任用令]]の廃止によって、1948年に廃止され、以後、[[2001年]]の[[中央省庁再編]]まで、[[国務大臣]]・[[政務次官]]・大臣[[秘書官]]以外の省庁の官職は原則として職業公務員によって占められることになった。