「リズムギター」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
1行目:
'''リズムギター''' ('''Rhythm Guitar''')、'''サイドギター''' ('''Side Guitar''') とは、[[ギタリスト]]の役割分担、それに付随する、[[ギター]]の弾き方。[[歌]]や[[リードギター]]のバックアップ[[演奏]]を担うことが多い。
 
== 解説 ==
18行目:
また、[[ヤードバーズ]]の初期においても、リードギターは[[エリック・クラプトン]]であったが、[[クリス・ドレヤ]](当初の彼は、ほとんど、「リズムギター」的な演奏が主ではあった)などの「リードギタリスト」以外のギタリストにとっては、「リズムギター」は曲のアレンジにおける一つの奏法と呼んだ方がニュアンスに近く、このバンドのサウンド全般から述べると、サイドギターやセカンドギターと呼ぶ方が相応しい。
 
しかし、[[ジミー・ペイジ]]が加入した後に本来のギターに転向し、それまでのギタリスト[[ジェフ・ベック]]との新たな関係は、非常に短期間ながら、ツイン・リードギターとも呼ばれ、技術的フィーリング的にも対等・互角であった。どちらがサイドギターかは、ほとんどの場合、アレンジや、事前の申し合わせ、ないし、即興的に、どちらか一方のギタリストがソロ(リードパート)を弾いている際の、残りのもう片方と、その都度、暗黙の了解で決まった。また、ソロパートを弾かない側は、一緒にハーモナイズさせて演奏するか、サイドギターのパートに回るかは、恣意的でもあり、曲のアレンジでも異なった。よって、この場合は、「サイドギター」という名称は、部分的なパートを指す以外、ほとんど用いられなかった(注:「ツインリード(ギター)」という場合は、単純に「'''対等のギタリストが、バンド内に同時に2名在籍している'''」場合と、「'''ある楽曲内に於いて、特定の演奏パートを2人のギタリストがハーモナイズさせて弾く'''」場合との二通りがあるが、一般的には、後者のことを指す場合が多い)。
 
ギタリストが一人しかいないロック系のバンドの場合は(当時のブリティッシュ系ロックバンドの例なら、[[ザ・フー]]、[[クリーム (バンド)|クリーム]]、[[レッド・ツェッペリン]]、[[ディープ・パープル]]など。)、もちろん、ギタリストは「リードギタリスト」として存在しているが、[[ボーカル]]パートのバック演奏でリズムギターの役割をすることも多い。しかしそれは、歌のバッキングの[[編曲|アレンジ]]におけるバリエーション中での、一つのパターンやケースにすぎないといえる。