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'''錫杖'''('''しゃくじょう''')は、遊行[[僧]]が携帯する道具([[比丘十八物]])の一つ。有声杖、鳴杖、智杖、徳杖、金錫ともいう。<br>
[[銅]]や[[鉄]]などで造られた頭部の輪形に遊(ゆかん)が6個または12個通してあり、音が出る仕組みになっている。このシャクシャク(錫々)という音から錫杖の名がつけられたともいわれる。この音には僧が山野遊行の際、禽獣や毒蛇の害から身を守る効果があり、[[托鉢]]の際に門前で来意を告げる事にも使われる。教義的には煩悩を除去し智慧を得る効果があるとされる。錫杖長さは通常170cm前後であるが、法会、儀礼にの場で使われる梵唄(ぼんばい)作法用の[[柄]]の短いものがある(手錫杖)。[[仏像]]では[[地蔵菩薩]]などが[[持物]](じもつ)として持つことがある。