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[[画像:FPS-6 at KOKEE AFS HAWAII.jpg|thumb|right|200px|白く塗られたレドーム]]
'''レドーム'''(英: Radome 発音は「レードーム・レイドーム」)とは、[[アンテナ]](空中線)をその構造をもって保護するものであり、言葉自体は[[レーダー]]と[[ドーム]]の2つの構造体から構成される。という2つの単語の[[かばん語]]である。'''レイドーム'''あるいは、日本では'''レーダー ドーム'''と呼称されることが多い。ドームは[[アンテナ|空中線]]を環境暴露([[風]]、[[雨]]、[[雪]]、[[砂]]、[[氷]]、[[UV]]など)から保護する目的を持ち同時に、空中線アンテナや電子機器を外観上隠す目的もある。ドームは従来通常の建築材料([[鉄鋼]]、[[アルミニウム]]、[[レンガ]]など)を使用すると[[電波]]を通し難くアンテナ大部分が空中線まで届かない機能を制限するため、レドームには電波の透過率が高い材([[グラスファイバー]]、[[テフロン]]など)で作らが利用される。また、稼働型のアンテナと周の人の接触を物理的に保護予防する果している。航空機などで空中線が必要なアンテナを使用する場合には空中線レドームを使用することによってアンテナ形状による空気抵抗を減少の発生が回避る。
 
== 地上施設のレドーム ==
地上施設のレドームは、おもに風雨降雪などの[[気象]]から空中線アンテナを保護する目的で建設設置される。電波のうち比較的高い[[周波数]]を用いるレーダーでは、風などによる空中線アンテナの微動が測定結果に大きな影響を与える。[[レーダーサイト]]や[[気象レーダー]]などの施設で見られ、日本人には気象レーダーであった[[富士山レーダー]]が馴染み深い。骨格は[[バックミンスター・フラー]]が考案した[[ジオデシック・ドーム]]理論に基づき設計されることが多く、内部の昼夜温度変化を嫌い太陽熱を反射する目的で外観を白く塗る場合が多い。
 
== 航空機のレドーム ==
[[航空機]]のレドームは、飛行による風圧から空中線アンテナを保護する目的を持ち、防水や着氷防止を兼ねる。ジェット[[戦闘機]]の尖った先端部分([[ノーズコーン]])は概ねレドームであり、内部の可動式空中線アンテナを保護している。[[早期警戒機]]や[[早期警戒管制機]]では、機体背面に円盤型のレドームを持つ機体が多く、内部の回転式大型空中線アンテナを保護している。
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画像:E-1B VAW-11.jpg|機体背面にレドームを背負った[[E-1 (航空機)|E1 早期警戒機]]
画像:CBP C-12 on patrol.jpg|機体腹部に黒い流線型のレドームを持つ[[C-12 (航空機)|C-12]]輸送機
画像:F4D VF-74 CVA-42 radar.jpg|機体先端のレドームを取り外し、空中線アンテナを露出した[[F4D (戦闘機)|F4D]]戦闘機
画像:JA401J.jpg|[[ボーイング747]]機首先端の白いレドーム
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