「デ・ハビランド ベノム」の版間の差分

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試作機は[[1949年]]9月2日に初飛行しバンパイアに比し100 km/h以上の速度向上を示したためイギリス[[空軍]]に採用され、[[1952年]]から部隊配備が開始された。運動性と上昇性能に優れ、機体強度も高かったため、バンパイアに代わる戦闘爆撃機として使用された。あくまでも本格的な後退翼機が就役するまでの繋ぎとしての性格の機体だったが、後継となる[[ホーカー ハンター]]の就役が遅れたため、イギリス空軍では[[1962年]]まで本機を使用した。<br>
 
[[1950]]年、フランスによってアメリカの[[F-84 (戦闘機)]]サンダージェットと併せて[[NATO]]標準戦闘機とする案が提唱され、イギリスの主導の下イギリス、フランス、イタリアの各国で2000機以上を生産する計画が建てられた。しかし、第2次世界大戦終結後間もないイギリスにはそれだけの生産計画を主導する工業力がなく、計画は実行の目処が立たなかったために実現せずに終わった。
 
NATO標準戦闘機計画は頓挫したものの、イギリス空軍以外にも、バンパイアを使用していた各国に後継機として採用され、各型計1,100機以上が生産された。この他スイスでは、2つの型がライセンス生産された。