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华華 (会話 | 投稿記録)
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唐代以降は、正史が編纂される手法も確立される。朝廷内で皇帝に侍る史官が、皇帝および国家の重大事を記録する「起居注」を蓄積し、皇帝が崩御すると、代ごとに起居注をまとめた「実録」が編纂される。王朝が滅んだ際には次に正統を継いだ王朝が国家事業として、前王朝の皇帝ごとの実録を元に正史を編纂する、というのが大まかな手順である。このため、(正史編纂後に残存していれば)史料的な価値は実録の方が高い。(たとえば正史の「明史」よりも「明実録」の方が記録は詳細に残されている)
 
清のとき、二十四書が正史として再度選ばれ、「二十四史」と呼ばれるようになったので、中国の正史といえば普通二十四史を指す。二十四史に、[[中華民国]]期に編纂された『[[新元史]]』や『[[清史稿]]』を含めて「二十五史」あるいは「二十六史」という呼び方も見られる。また、[[台湾国民政府]]によって、正史としての『[[清史]]』(実際は『清史稿』の改訂)が編纂されたが、[[中華人民共和国]]政府はこれを認めていない。中華人民共和国は、[[2013年]]完成を目指して、独自の清史を編纂中である
 
===中国の正史以外の重要な歴史書===