「宇宙の小石」の版間の差分

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'''宇宙の小石'''('''』(うちゅうのこいし、''Pebble in the Sky''')は、[[アイザック・アシモフ]]の[[サイエンス・フィクション|SF小説]]。
 
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==概要==
アシモフの最初の長編作品で、[[ファウンデーションシリーズ]]に繋がる小説群の1つ。『[[暗黒星雲のかなたへ]]』や『[[宇宙気流]]』と共に、ファウンデーション宇宙史の一部であるアシモフの銀河帝国シリーズを型作っている。なおタイトルの「宇宙の小石」とは、人類発祥の地だということが忘れ去られてちっぽけな存在となってしまった[[地球]]の比喩である。
 
== あらすじ ==
主人公のジョゼフ・シュワーツは、[[1949年]]に[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[シカゴ]]で余生を送る洋服屋の隠居。彼が散歩中、近くにあった[[核物理]]研究所の[[プルトニウム]]実験の余波を受け<ref>『新・銀河帝国興亡史』では、21世紀初頭に超光速粒子[[タキオン]]の実験の影響による物となっている。</ref>、次元の断層を通り、別の世界(実は未来の地球、アーヴァダンの推定では5万年後だが後のアシモフの小説群からの計算では8000年後)へ飛ばされてしまう。
 
突然の環境の変化にパニックとなり言葉も通ず狼狽する彼は、その世界の人間からは痴呆として扱われる。そのため彼は[[哺乳類]]の知能を増大させる装置『シナプシファイアー』の実験台にされ、とてつもない知能とある特殊能力<ref>この人の心を操る能力はファウンデーションシリーズでもミュールの精神感応能力として登場してくる。</ref>を得てしまう。そのおかげでたちまち彼らの言葉を理解できるようになった主人公は、そこが[[放射能]]に汚染された<ref>作品中では[[核戦争]]が原因ではないかと推測されているが、後年発表されたアシモフの小説[[ロボットと帝国]]で真の原因が明かされている。</ref>未来の地球であることを知る。
 
彼がたどり着いた時代では人類は銀河宇宙に進出し、広大な[[銀河帝国]]を形成していたが、放射能にまみれた辺境惑星として地球は蔑まれ、人類のルーツの惑星であった事は忘却の彼方に置き去られており、地球側はそれを恨んでいる状況だった。そんなおり、強力な[[細菌兵器]]を持ち銀河帝国の撃滅を企む狂信集団「古代教団」と、それを察知した[[考古学]]者ベル・アーヴァダンとの対立に、シュワーツはいやおうなしに巻き込まれてしまう。
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{{アイザック・アシモフの作品}}
 
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[[Category:SF小説]]
[[Category:アイザック・アシモフ|うちゆうのこいし]]
 
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