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{{Otheruses|教育用語|武道の基礎技術|基本 (武道)}}
'''基本'''とは、物事を成立させるために基づくもののこと。ここでは、教育用語における基本及び'''ミニマムエッセンシャルズ'''について解説する。
== 教育用語としての基礎・基本 ==
[[教育]]用語としての基本は広義では[[知]]・[[徳]]・[[体]]という人間形成全般のことで、狭義には[[読み]]、[[書き]]、[[計算]]を示す。ミニマムエッセンシャルズの訳語で、後述の[[1976年]]([[昭和]]51年)[[12月]]の[[教育課程審議会]]の答申において広まった。用法が広く、一定した用法は確定していないが、
#[[国民]]として必要とされる学習内容
#読み、書き、計算を中心とした[[基礎教科]]とその[[内容]]
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'''ミニマムエッセンシャルズ'''とは、教育用語で最低限教えるべき[[教材]]のこと。20世紀初頭に[[エッセンシャリスト]](アメリカの教育思想家の一派で、[[文化遺産]]の[[伝導]]を教育の主要機能と考える学派)によって、[[教育課程]]の近代化が試みられた際に、新しい社会に対応する基本的教育内容の抽出を始めたことがその由来である。
=== 特質と課題 ===
基本には、単に[[知識]]や[[技能]]の次元にとどまらず人間形成に資するという特徴がある。これは先述の1987年の答申において、「[[個人]]または[[国家]]および[[社会]]の一員として人間形成を図る上で必要である(要約)」からも重要な特徴であることがわかる。また、[[応用]]および[[発展]]への[[土台]]としての転移性にも富む。そもそも、「基本が身に付いていない」というのは、[[課題]]を課すにあたり、学習した基本的な事項が十分に応用できていないといった意味であることからわかるとおり、基本は[[学習]][[対象]]を[[獲得]]し、それを応用する力のことも意味している。また、[[関心]]、[[意欲]]、[[態度]]といった情意的なものを含むといった特徴もあり、これによって多様且つ総合的な[[能力]]の[[育成]]を目指すことができる。(これは課題でもある。)なお、基礎基本的な内容や事項は一度では学び得ないもので何度も繰り返さなければならないといった考え方もあり、特に単なる繰り返しでなく、子供にあわせた発展的でなおかつ構造的な学習[[カリキュラム]]をと考える論者もいる。
== 参考資料 ==
http://www.juen.ac.jp/lab/takada/seika/souzou.htm