「五行連」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
m 体裁 |
||
4行目:
==日本==
日本には、5行の詩節が連なっている長い五行連は存在しないが、5行だけの短い五行連が存在する。その短い五行連とは五行歌と五行詩の2つである。
*'''[[五行歌]]'''
*'''五行詩''' - 出版されている五行詩集がまだ少なく、また五行詩の専門雑誌も発行されていないが、インターネットのHP上ではいろいろな五行詩が発表されている。その共通した特徴としては5行で書かれる定型詩ということがあげられる。
このように平成の時代になってから、五行歌と五行詩の2つが5行だけの短い定型詩として日本中で広く認められるようになった。つまり五行連の半分である5行の定型詩が日本にも成立することになった。
14行目:
*'''Sicilian quintain'''(シチリア風五行連) - [[韻律 (韻文)|韻律]]は[[弱強五歩格]]、[[押韻構成]]は「a-b-a-b-a」。
*'''English quintain'''(イギリス風五行連) - 韻律は特に決まっていないが、押韻構成は「a-b-a-b-b」。
*'''Quintella'''
*'''[[リメリック]]''' - イギリスに古くから伝わる五行詩であり、その内容には豊かなユーモアがあるので滑稽五行詩とも呼ばれている。第1・第2・第5行は3つの強勢(強いアクセント)の音節を含み、脚韻に押韻される。一方、第3・第4行は2つの強勢の音節を含み、脚韻に別の押韻がされる。つまり押韻構成は「a-a-b-b-a」になる。
38行目:
このように世界の五行連には、大きく分けて、5行の詩節が連なっている長い五行連と5行だけの短い五行連の2つがある。そしてその2つには国によっていろいろな種類がある。これが世界の五行連の現状である。
==参考文献==
<!--図書案内も含む-->
* 草壁焔太
* 草壁焔太
* Enta Kusakabe
* 黒木瞳
* ロジャー・パルバース+柴田元幸
==脚注==
|