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{{Otheruses|競馬の金杯|日本の[[褒章|褒賞]]の金杯|賞杯}}
{{分割提案|中山金杯|京都金杯|talkpage=ノート:金杯|date=2008年8月}}
[[競馬]]における'''金杯'''（きんぱい）とは、勝利馬主に金の杯（さかずき）を与えることを名称とした競走名である。日本においては、現在は[[中央競馬]]に[[重賞]]が2[[競馬の競走|競走]]、地方競馬（金杯もしくは金盃）にもいくつか存在するが、出走資格・距離・開催時期等に共通点はなく勝利馬主に金の杯（さかずき）を与えることのみが共通点といえる。また世界各国でも「Gold Cup」とつく競走が施行されており、文献によっては「金杯」と訳されることがある。
 
*中央競馬の金杯
**[[中山金杯]]
**[[京都金杯]]
*地方競馬の金杯
**[[金杯 (水沢競馬)|金杯]]（[[水沢競馬場]]・ダート1600メートル・サラブレッド2歳（明け3歳））
24行目:
**[[コパ・デ・オロ]]（Copa de Oro）（[[アルゼンチン]]・サンイシドロ競馬場・芝2400メートル）
**[[香港ゴールドカップ]]（香港金盃）（[[香港]]・[[沙田競馬場]]・芝2000メートル・国内GI）
 
----
== 中山金杯 ==
{{競馬の競走
|馬場 = 芝
|競走名 = 中山金杯
|創設 = [[1952年]][[1月20日]]
|開催地 = [[中山競馬場]]
|格付け = GIII
|1着賞金 = 4300万円
|距離 = 芝2000m
|条件 = [[サラブレッド]]系4歳以上（国際）
|負担重量 = [[ハンデキャップ競走|ハンデキャップ]]
}}
'''中山金杯'''（なかやまきんぱい）とは[[日本中央競馬会|日本中央競馬会（JRA）]]が[[中山競馬場]]の[[芝]]2000[[メートル|m]]で施行する[[中央競馬]]の[[重賞]]（[[競馬の競走格付け|GIII]]）[[競馬の競走|競走]]である。正式名称は'''日刊スポーツ賞中山金杯'''である。
 
=== 概要 ===
[[1952年]]に[[中山競馬場]]で「[[日刊スポーツ]]賞・金杯」として同競馬場の新年最初の重賞競走として創設された。第1回は[[ハンデキャップレース]]の2600mで施行されたが、[[1954年]]から[[負担重量|別定戦]]に変更された。
 
創設当初は1月中旬の施行であったが[[1961年]]より新春最初の開催に移行し、このときからハンデ戦に変更、距離も2000mに短縮された。
 
[[1970年]]からは関東の新春開催が東京競馬場で施行されたので、この競走も東京競馬場で施行される。ただし、[[1972年]]は関東地区での[[馬インフルエンザ]]の影響で12月末から2月までの競馬開催が中止されたため、4月末の福島競馬での施行となった。
 
[[1976年]]より[[2006年]]（[[1985年]]を除く）まで[[1月5日]]に固定されて開催されていた。これは、地方競馬との申し合わせにより年末年始の[[12月29日]]から[[1月3日]]まで中央競馬を開催しないことになっていることと競馬法施行規則第1条の2の中で土曜日・日曜日・祝日に加えて「一月五日から同月七日」の開催が認められているためである。
 
2006年に競馬法施行規則が改正されたため、[[2007年]]は[[1月6日]]の施行となり、第1回中山競馬の開催日数は7日間となる。金杯が1月5日以外に開催されるのは1985年以来となる。
 
また、[[2009年]]は1970年以来39年ぶりに[[1月4日]]に施行予定である。
 
[[1980年]]に関東の新春開催が中山競馬場に戻されたため中山競馬場での施行となり、[[1984年]]にはグレード制施行によりGIIIに格付けされた。
 
[[1996年]]から[[電話投票]]の全国・全レース発売等の環境整備に伴い、京都競馬場で施行される金杯（現在の京都金杯）との区別をするため、中山金杯とレース名が変更された。2006年から国際競走となった。現在は春の[[天皇賞]]や[[宝塚記念]]を目指す中長距離馬の新年度を占う重賞競走として施行されている。
 
[[2008年]]からは[[JRAプレミアム]]の対象競走に指定された。
 
出走資格は[[サラブレッド系種|サラ系]]4歳以上（旧5歳以上）のJRA所属の[[競走馬]]（[[外国産馬]]含む）及び外国調教馬である。
 
[[負担重量]]はハンデキャップ。
 
総額賞金は8,180万円で1着賞金4,300万円、2着賞金1,700万円、3着賞金1,100万円、4着賞金650万円、5着賞金430万円と定められている。
 
=== 歴史 ===
* 1952年 - 中山競馬場の芝2600mの5歳以上（現4歳以上）のハンデキャップの重賞競走「金杯」として創設。
* 1954年 - 負担重量を別定に変更。
* 1960年 - 前年の9月1日から日本競馬の時計が変更になったのに伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
* 1961年 - 距離を2000m、負担重量をハンデキャップに変更。
* 1970年 - 施行場を東京競馬場に変更。
* 1971年 - 積雪の影響でダート2100mに変更。
* 1972年 - [[馬インフルエンザ]]流行の影響で、4月に福島競馬場で順延開催。
* 1978年 - 積雪の影響でダート2100mに変更。
* 1980年 - 施行場を中山競馬場に戻す。
* 1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け。
* 1989年 - [[昭和]]最後の関東地区重賞競走となる（開催直後に『昭和』から『[[平成]]』に改元されたため）。
* 1994年 - 混合競走に指定
* 1996年
** 名称を「中山金杯」とする。
** 福島競馬場の改修工事による振替開催により東京競馬場の2000mで施行。
* 2001年 - [[馬齢]]表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
* 2002年 - 東京競馬場の改修工事による振替開催により東京競馬場の2000mで施行。
* 2006年 - 国際競走に指定。
* 2008年 - JRAプレミアム対象競走に指定。
* 2009年 - 1970年以来39年ぶりに1月4日の開催となり、京都金杯と開催日が異なるのも馬インフルエンザの影響で関東の競馬開催ができなかった1972年以来37年ぶりとなる予定。
 
==== 歴代優勝馬 ====
{| class="wikitable"
!回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!!勝時計!!優勝騎手!!管理調教師
|-
|style="text-align:center"|第1回||[[1952年]][[1月20日]]||サチフサ||牡4||2:46 2/5||[[蛯名武五郎]]||[[藤本冨良]]
|-
|style="text-align:center"|第2回||[[1953年]][[1月18日]]||アサトモ||牡4||2:47 2/5||[[古山良司]]||望月与一郎
|-
|style="text-align:center"|第3回||[[1954年]][[1月17日]]||ガイセイ||牡4||2:53 4/5||[[保田隆芳]]||[[尾形藤吉]]
|-
|style="text-align:center"|第4回||[[1955年]][[1月16日]]||[[ハクリヨウ]]||牡5||2:45 2/5||保田隆芳||尾形藤吉
|-
|style="text-align:center"|第5回||[[1956年]][[1月22日]]||クリチカラ||牡6||2:57 2/5||[[森安弘明]]||尾形藤吉
|-
|style="text-align:center"|第6回||[[1957年]]1月20日||ホマレモン||牡4||2:44 1/5||[[山本勲 (騎手)|山本勲]]||尾形藤吉
|-
|style="text-align:center"|第7回||[[1958年]][[1月19日]]||[[オンワードゼア]]||牡4||2:48 1/5||[[野平好男]]||[[二本柳俊夫]]
|-
|style="text-align:center"|第8回||[[1959年]][[1月18日]]||[[トサオー]]||牡4||2:47 3/5||[[野平祐二]]||[[松山吉三郎]]
|-
|style="text-align:center"|第9回||[[1960年]][[1月17日]]||カネチカラ||牡4||2:48.1||森安弘明||[[阿部正太郎]]
|-
|style="text-align:center"|第10回||[[1961年]][[1月3日]]||[[ヤマニンモアー]]||牡4||2:05.8||[[藤本勝彦]]||藤本冨良
|-
|style="text-align:center"|第11回||[[1962年]]1月3日||[[オンスロート (競走馬)|オンスロート]]||牡4||2:03.3||山岡忞||[[中村広]]
|-
|style="text-align:center"|第12回||[[1963年]]1月3日||カネツセーキ||牡4||2:03.4||[[伊藤竹男]]||[[久保田金造]]
|-
|style="text-align:center"|第13回||[[1964年]]1月3日||[[トースト (競走馬)|トースト]]||牝5||2:04.1||保田隆芳||尾形藤吉
|-
|style="text-align:center"|第14回||[[1965年]]1月3日||[[アサホコ]]||牡5||2:04.2||[[加賀武見]]||藤本冨良
|-
|style="text-align:center"|第15回||[[1966年]]1月3日||ヤマドリ||牡5||2:03.8||森安弘明||森末之助
|-
|style="text-align:center"|第16回||[[1967年]]1月3日||ヒガシソネラオー||牡5||2:06.1||伊藤竹男||久保田金造
|-
|style="text-align:center"|第17回||[[1968年]]1月3日||オンワードヒル||牡5||2:04.8||[[牧野三雄]]||中村宏
|-
|style="text-align:center"|第18回||[[1969年]][[1月5日]]||[[ハクセツ]]||牝4||2:04.4||[[岡部幸雄]]||[[高橋英夫 (調教師)|高橋英夫]]
|-
|style="text-align:center"|第19回||[[1970年]][[1月4日]]||スイートフラッグ||牝6||2:03.8||野平祐二||[[野平省三]]
|-
|style="text-align:center"|第20回||[[1971年]]1月5日||[[コウジョウ]]||牡5||2:12.0||[[吉永正人]]||[[松山吉三郎]]
|-
|style="text-align:center"|第21回||[[1972年]][[4月30日]]||コーヨー||牡4||2:01.6||川上征雄||川上武一
|-
|style="text-align:center"|第22回||[[1973年]][[1月7日]]||クリイワイ||牡4||2:04.8||[[郷原洋行]]||[[大久保勝之]]
|-
|style="text-align:center"|第23回||[[1974年]][[1月6日]]||[[イナボレス]]||牡5||2:01.4||[[宮田仁 (騎手)|宮田仁]]||[[大久保末吉]]
|-
|style="text-align:center"|第24回||[[1975年]]1月6日||[[ウエスタンダッシュ]]||牡4||2:03.1||[[伊藤正徳 (調教師)|伊藤正徳]]||尾形藤吉
|-
|style="text-align:center"|第25回||[[1976年]]1月5日||[[アイフル (競走馬)|アイフル]]||牡5||2:03.1||[[菅原泰夫]]||[[仲住芳雄]]
|-
|style="text-align:center"|第26回||[[1977年]]1月5日||ハーバーヤング||牡5||2:02.0||岡部幸雄||[[稲葉秀男]]
|-
|style="text-align:center"|第27回||[[1978年]]1月5日||[[シマノカツハル]]||牡5||2:09.7||[[小島太]]||[[古山良司]]
|-
|style="text-align:center"|第28回||[[1979年]]1月5日||[[シービークロス]]||牡4||2:00.6||吉永正人||松山吉三郎
|-
|style="text-align:center"|第29回||[[1980年]]1月5日||ヨシノスキー||牡4||2:08.4||[[的場均]]||佐藤征助
|-
|style="text-align:center"|第30回||[[1981年]]1月5日||トロッポロード||牡4||2:02.0||[[中野栄治]]||荒木静雄
|-
|style="text-align:center"|第31回||[[1982年]]1月5日||[[エイティトウショウ]]||牝4||2:04.4||[[中島啓之]]||[[奥平真治]]
|-
|style="text-align:center"|第32回||[[1983年]]1月5日||[[ヨロズハピネス]]||牡4||2:02.2||伊藤正徳||[[尾形充弘]]
|-
|style="text-align:center"|第33回||[[1984年]]1月5日||[[ドウカンヤシマ]]||牡4||2:01.8||[[大塚栄三郎]]||[[田中朋次郎]]
|-
|style="text-align:center"|第34回||[[1985年]]1月6日||[[スズパレード]]||牡4||2:00.4||[[田村正光]]||[[富田六郎]]
|-
|style="text-align:center"|第35回||[[1986年]]1月5日||[[クシロキング]]||牡4||2:01.6||岡部幸雄||[[中野隆良]]
|-
|style="text-align:center"|第36回||[[1987年]]1月5日||トチノニシキ||牝5||2:02.6||[[蛯沢誠治]]||[[栗田博憲]]
|-
|style="text-align:center"|第37回||[[1988年]]1月5日||アイアンシロー||牡6||2:01.9||蓑田早人||森末之助
|-
|style="text-align:center"|第38回||[[1989年]]1月5日||[[ニシノミラー]]||牡5||2:00.7||[[武藤善則]]||佐藤全弘
|-
|style="text-align:center"|第39回||[[1990年]]1月5日||[[メジロモントレー]]||牝4||2:00.4||[[横山典弘]]||奥平真治
|-
|style="text-align:center"|第40回||[[1991年]]1月5日||[[カリブソング]]||牡5||2:00.4||[[柴田政人]]||[[加藤修甫]]
|-
|style="text-align:center"|第41回||[[1992年]]1月5日||[[トウショウファルコ]]||牡6||1:59.6||柴田政人||[[新関力]]
|-
|style="text-align:center"|第42回||[[1993年]]1月5日||[[セキテイリュウオー]]||牡4||2:00.5||[[田中勝春]]||[[藤原敏文]]
|-
|style="text-align:center"|第43回||[[1994年]]1月5日||[[ヒダカハヤト]]||牡7||2:00.7||大塚栄三郎||森安弘昭
|-
|style="text-align:center"|第44回||[[1995年]]1月5日||[[サクラローレル]]||牡4||2:00.5||小島太||[[境勝太郎]]
|-
|style="text-align:center"|第45回||[[1996年]]1月5日||[[ベストタイアップ]]||牡4||1:59.3||横山典弘||[[松山康久]]
|-
|style="text-align:center"|第46回||[[1997年]]1月5日||ベストタイアップ||牡5||2:01.5||岡部幸雄||松山康久
|-
|style="text-align:center"|第47回||[[1998年]]1月5日||[[グルメフロンティア]]||牡6||2:01.4||岡部幸雄||田中清隆
|-
|style="text-align:center"|第48回||[[1999年]]1月5日||[[サイレントハンター (競走馬)|サイレントハンター]]||牡6||2:00.8||[[吉田豊 (騎手)|吉田豊]]||大久保洋吉
|-
|style="text-align:center"|第49回||[[2000年]]1月5日||[[ジョービッグバン]]||牡5||2:01.4||[[山田和広]]||[[坪正直]]
|-
|style="text-align:center"|第50回||[[2001年]]1月5日||カリスマサンオペラ||牝4||2:01.2||[[中舘英二]]||[[崎山博樹]]
|-
|style="text-align:center"|第51回||[[2002年]]1月5日||ビッグゴールド||牡4||1:59.0||[[柴田善臣]]||[[中尾正]]
|-
|style="text-align:center"|第52回||[[2003年]]1月5日||トーホウシデン||牡6||2:00.0||田中勝春||[[田中清隆]]
|-
|style="text-align:center"|第53回||[[2004年]]1月5日||[[アサカディフィート]]||騸6||1:59.2||中舘英二||[[鶴留明雄]]
|-
|style="text-align:center"|第54回||[[2005年]]1月5日||[[クラフトワーク (競走馬)|クラフトワーク]]||牡5||1:59.0||横山典弘||[[後藤由之]]
|-
|style="text-align:center"|第55回||[[2006年]]1月5日||[[ヴィータローザ]]||牡6||1:59.4||[[柴山雄一]]||[[橋口弘次郎]]
|-
|style="text-align:center"|第56回||[[2007年]]1月6日||[[シャドウゲイト (競走馬)|シャドウゲイト]]||牡5||2:02.4||田中勝春||[[加藤征弘]]
|-
|style="text-align:center"|第57回||[[2008年]]1月5日||[[アドマイヤフジ]]||牡6||2:00.7||[[川田将雅]]||[[橋田満]]
|}
----
 
== 京都金杯 ==
{{競馬の競走
|馬場 = 芝
|競走名 = 京都金杯
|創設 = [[1963年]][[1月3日]]
|開催地 = [[京都競馬場]]
|格付け = GIII
|1着賞金 = 4300万円
|距離 = 芝1600m
|条件 = [[サラブレッド]]系4歳以上（国際）
|負担重量 = [[ハンデキャップ競走|ハンデキャップ]]
}}
'''京都金杯'''（きょうときんぱい）とは日本中央競馬会（JRA）が[[京都競馬場]]の芝1600mで施行する中央競馬の重賞（GIII）競走である。正式名称は'''スポーツニッポン賞京都金杯'''である。
 
=== 概要 ===
[[1963年]]に[[京都競馬場]]で「迎春賞」という競走名で芝2000mの別定の重賞競走として創設。[[1966年]]から「[[スポーツニッポン]]賞・金杯」と名称変更され、現在の中山金杯と共に新春を飾る金杯は東西2ヶ所で開催される形となる（ただし天皇賞などと異なり東西別々の競走とされ、回次はそれぞれ別のものを使用した）。
 
[[1981年]]に負担重量がハンデキャップに変更となり、1984年にはグレード制施行によりGIIIに格付けされた。1996年から[[電話投票]]の全国・全レース発売等の環境整備に伴い、中山競馬場で施行される金杯（現在の中山金杯）との区別をするため、京都金杯とレース名が変更された。[[2000年]]から距離が1600mに短縮された。2006年から国際競走となった。2006年に競馬法施行規則が改正されたため、2007年は1月6日の施行となり、第1回京都競馬の開催日数は7日間となる。京都金杯が1月5日以外に開催されるのは1985年以来となる。現在は[[高松宮記念 (競馬)|高松宮記念]]や[[安田記念]]を目指す短距離馬の新年度を占う重賞競走として施行されている。
 
2008年からは[[JRAプレミアム]]の対象競走に指定された。
 
出走資格はサラ系4歳以上（旧5歳以上）のJRA所属の競走馬（外国産馬含む）及び外国調教馬である。
 
負担重量はハンデキャップ。
 
総額賞金は8,180万円で1着賞金4,300万円、2着賞金1,700万円、3着賞金1,100万円、4着賞金650万円、5着賞金430万円と定められている。
 
=== 歴史 ===
*1963年 - 京都競馬場の芝2000mの5歳以上（現4歳以上）の別定の重賞競走「迎春賞」として創設。
*1966年 - 名称を「金杯」とする。
*1980年 - 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2000mで施行。
*1981年 - 負担重量をハンデキャップに変更。
*1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け。
*1989年 - [[昭和]]最後の関西地区重賞競走となる（開催直後に『昭和』から『[[平成]]』に改元された為）。
*1993年 - 混合競走に指定。
*1994年 - 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2000mで施行。
*1996年 - 名称を「京都金杯」とする。
*2000年 - 距離を1600mに変更。
*2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「5歳以上」から「4歳以上」に変更。
*2006年 - 国際競走に指定。
*2008年 - JRAプレミアム対象競走に指定。
 
==== 歴代優勝馬 ====
{| class="wikitable"
!回数!!施行日!!優勝馬!!性齢!!勝時計!!優勝騎手!!管理調教師
|-
|style="text-align:center"|第1回||1963年1月3日||スズカリユウ||牡5||2:07.4||[[松本善登]]||橋本正晴
|-
|style="text-align:center"|第2回||1964年1月3日||カツラエース||牡5||2:05.9||松本善登||橋本正晴
|-
|style="text-align:center"|第3回||1965年1月3日||[[コウライオー]]||牡5||2:04.7||[[上田三千夫]]||吉田三郎
|-
|style="text-align:center"|第4回||1966年1月3日||[[キーストン]]||牡4||2:05.8||[[山本正司]]||松田由太郎
|-
|style="text-align:center"|第5回||1967年1月3日||ヤマニリユウ||牡4||2:04.7||[[高橋成忠]]||柏谷富衛
|-
|style="text-align:center"|第6回||1968年1月3日||アトラス||牡4||2:03.4||[[武邦彦]]||[[戸山為夫]]
|-
|style="text-align:center"|第7回||1969年1月5日||ファインローズ||牝4||2:03.4||簗田善則||坪重兵衛
|-
|style="text-align:center"|第8回||1970年1月4日||ホウウン||牡4||2:03.9||[[池江泰郎]]||梅内慶蔵
|-
|style="text-align:center"|第9回||1971年1月5日||ケイタカシ||牡6||2:07.2||池江泰郎||浅見国一
|-
|style="text-align:center"|第10回||1972年1月5日||フイドール||牡4||2:07.8||[[武田博]]||[[武田文吾]]
|-
|style="text-align:center"|第11回||1973年1月7日||ユーモンド||牡4||2:08.3||[[福永洋一]]||武田文吾
|-
|style="text-align:center"|第12回||1974年1月6日||[[ナオキ]]||牡5||2:01.4||佐々木昭次||[[田中康三]]
|-
|style="text-align:center"|第13回||1975年1月6日||ハクサンホマレ||牡5||2:04.0||久保一秋||吉永猛
|-
|style="text-align:center"|第14回||1976年1月5日||スリーヨーク||牡5||2:04.4||出口隆義||諏訪佐市
|-
|style="text-align:center"|第15回||1977年1月5日||コウイチサブロウ||牡4||2:02.8||松本善登||庄野穂積
|-
|style="text-align:center"|第16回||1978年1月5日||[[リニアクイン]]||牝4||2:04.0||松田幸春||松田由太郎
|-
|style="text-align:center"|第17回||1979年1月5日||[[インターグシケン]]||牡4||2:02.7||武邦彦||日迫良一
|-
|style="text-align:center"|第18回||1980年1月5日||グレートタイタン||牡5||2:03.4||武邦彦||吉田三郎
|-
|style="text-align:center"|第19回||1981年1月5日||ウエスタンジョージ||牡5||2:00.9||[[加用正]]||[[北橋修二]]
|-
|style="text-align:center"|第20回||1982年1月5日||タマトップ||牡5||2:04.4||[[古小路重男]]||[[夏村辰男]]
|-
|style="text-align:center"|第21回||1983年1月5日||ミスラディカル||牝4||2:02.5||[[音無秀孝]]||[[田中良平 (調教師)|田中良平]]
|-
|style="text-align:center"|第22回||1984年1月5日||[[ロンググレイス]]||牝4||2:03.6||[[田原成貴]]||[[小林稔 (調教師)|小林稔]]
|-
|style="text-align:center"|第23回||1985年1月6日||メジロトーマス||牡4||2:02.3||[[村本善之]]||池江泰郎
|-
|style="text-align:center"|第24回||1986年1月5日||エーコーフレンチ||牡5||2:03.8||田島信行||[[安田伊佐夫]]
|-
|style="text-align:center"|第25回||1987年1月5日||ドウカンヤシマ||牡7||2:03.2||[[清水英次]]||[[鹿戸明]]
|-
|style="text-align:center"|第26回||1988年1月5日||[[タマモクロス]]||牡4||2:03.7||[[南井克巳]]||[[小原伊佐美]]
|-
|style="text-align:center"|第27回||1989年1月5日||カツトクシン||牡4||2:00.5||[[松永幹夫]]||安田伊佐夫
|-
|style="text-align:center"|第28回||1990年1月5日||[[オサイチジョージ]]||牡4||2:01.9||[[丸山勝秀]]||土門一美
|-
|style="text-align:center"|第29回||1991年1月5日||[[ダイユウサク]]||牡5||2:00.1||[[熊沢重文]]||[[内藤繁春]]
|-
|style="text-align:center"|第30回||1992年1月5日||[[ホワイトアロー (競走馬)|ホワイトアロー]]||牡6||2:02.2||田原成貴||[[小野幸治]]
|-
|style="text-align:center"|第31回||1993年1月5日||エルカーサリバー||牝4||2:01.4||[[山田泰誠]]||田中良平
|-
|style="text-align:center"|第32回||1994年1月5日||エイシンテネシー||牝5||2:02.8||田原成貴||[[坂口正則]]
|-
|style="text-align:center"|第33回||1995年1月5日||ワコーチカコ||牝5||1:59.7||[[オリビエ・ペリエ|O.ペリエ]]||[[伊藤雄二]]
|-
|style="text-align:center"|第34回||1996年1月5日||テイエムジャンボ||牡5||1:59.7||[[河内洋]]||[[布施正]]
|-
|style="text-align:center"|第35回||1997年1月5日||[[イシノサンデー]]||牡4||2:02.3||[[四位洋文]]||[[山内研二]]
|-
|style="text-align:center"|第36回||1998年1月5日||[[ミッドナイトベット]]||牡4||2:00.6||O.ペリエ||[[長浜博之]]
|-
|style="text-align:center"|第37回||1999年1月5日||ヒカリサーメット||牡5||1:59.5||河内洋||柳田次男
|-
|style="text-align:center"|第38回||2000年1月5日||[[キョウエイマーチ]]||牝6||1:33.4||[[秋山真一郎]]||野村彰彦
|-
|style="text-align:center"|第39回||2001年1月5日||[[ダイタクリーヴァ]]||牡4||1:33.4||松永幹夫||[[橋口弘次郎]]
|-
|style="text-align:center"|第40回||2002年1月5日||ダイタクリーヴァ||牡5||1:33.8||[[武豊]]||橋口弘次郎
|-
|style="text-align:center"|第41回||2003年1月5日||[[サイドワインダー (競走馬)|サイドワインダー]]||牡5||1:33.7||四位洋文||北橋修二
|-
|style="text-align:center"|第42回||2004年1月5日||[[マイソールサウンド]]||牡5||1:33.3||[[本田優]]||[[西浦勝一]]
|-
|style="text-align:center"|第43回||2005年1月5日||[[ハットトリック (競走馬)|ハットトリック]]||牡4||1:34.0||武豊||[[角居勝彦]]
|-
|style="text-align:center"|第44回||2006年1月5日||ビッグプラネット||牡4||1:34.0||[[和田竜二]]||南井克巳
|-
|style="text-align:center"|第45回||2007年1月6日||[[マイネルスケルツィ]]||牡4||1:33.9||[[柴田善臣]]||稲葉隆一
|-
|style="text-align:center"|第46回||2008年1月5日||[[エイシンデピュティ]]||牡6||1:33.6||[[岩田康誠]]||[[野元昭]]
|}
 
== 金杯（東西）制覇 ==
[[ドウカンヤシマ]]が[[1984年]]に金杯（東）、[[1987年]]に金杯（西）を制し、中央競馬の金杯の両競走制覇を成し遂げている。東西金杯をともに勝利した競走馬はこの1頭のみ。また、騎手では[[柴田善臣]]が東西金杯を制している。
 
== 金杯と銀杯 ==
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このように、中央競馬の金杯は中央競馬最後の重賞である[[有馬記念]]同様、重賞競走の中でも様々な意味で重要な位置にあるといえる。
 
=== サイン ===
[[1980年代]]の中山金杯の勝ち馬の傾向から、『金杯では「金」のつく馬が勝つ』という[[サイン理論|サイン]]が語られることがある。詳しくは[[サイン理論#代表的な例|サイン理論]]を参照。
 
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[[Category:中央競馬の競走]]
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