「宮中三殿」の版間の差分

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一年を通して、[[掌典職]]と呼ばれる[[天皇]]の私的使用人集団に属する[[掌典]]と呼ばれる[[神職]]と、[[内掌典]]と呼ばれる女性([[巫女]])が清め護っている。
 
毎朝午前8時から、[[清酒]]、[[赤飯]]などを供える'''日供の儀'''(にっくのぎ)を、賢所、皇霊殿には内掌典が、神殿には掌典がそれぞれ奉仕し、午前8時30分に[[宮内庁侍従職]]の当直侍従が、また[[天皇]]が[[行幸]]及び外国旅行に際して不在でも居残り役の侍従が'''毎朝御代拝'''(まいちょうごだいはい)として、賢所、皇霊殿、神殿を天皇に代わって拝礼する行事を行っている。日供の儀及び毎朝御代拝は、廃朝や宮中喪が発せられているときにおいても欠かさずに行われている。
 
現在は、宮中三殿は改修工事が行われており、「ご神体」は仮殿にそれぞれ「移御」している。
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いにしえから続くとされる[[宮中祭祀]]が執り行われ、[[皇后美智子|皇后]]、[[徳仁親王妃雅子|皇太子妃]]をはじめとする[[皇族]]の妃らを宮中に迎え入れる[[結婚の儀]]もここで執り行われた。
この場合、男性皇族の結婚は賢所を出たときに成立したとみなされている。
 
神聖な場所とされるが故に、たいへん穢れを嫌い、例えば「次清」の別などの厳格な規律が存在するとされる。
 
==皇霊殿==