「被子植物」の版間の差分

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== 進化 ==
一般的には最初の被子植物は、1億4000万年前([[ジュラ紀]])に裸子植物から分化したとされているが、もっと昔の[[三畳紀]]に分化したとする説もある。([[サンミゲリア]]は外見が被子植物に似ているが、真の被子植物かどうか定かでない。また[[シダ種子植物]]の[[カイトニア]]は心皮が胚珠を包む傾向があり、これらが被子植物の起源ともいわれる。)現在確認されている最も古い被子植物の[[化石]]は、ジュラ紀から[[白亜紀]]に入る頃の[[アルカエフルクトゥス]]とされており、これは水中生活に適応して特殊化したともいわれるが、まだ花がコンパクトにまとまらず1つの枝のように見える。被子植物は、白亜紀以降、繁栄の時代を迎えた。<br>
 被子植物の系統樹における、(各枝に現存種が残っているような)最初の分岐は、主系列からの[[アンボレラ科]]の分岐である。続いて、[[スイレン科]]、[[シキミ科]]、[[マツブサ科]]などが分岐した。その後、単溝花粉型植物群であるところの主系列から、三溝花粉型植物群が派生する。この三溝花粉型は、近年の分類学上で、[[真正双子葉類]]と呼ばれる一大分類群である。この後、主系列は、[[単子葉植物]]群を派生させる。残った主系列は、モクレンに近縁な種で古い形質を残した種とされる、しかし、まだ詳しいことはわかっていない。
 
== 関連項目 ==