「膵炎」の版間の差分

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===検査===
* 血清[[アミラーゼ]]上昇(48時間で最高に達し、以後下降する)
* 尿中[[アミラーゼ]]上昇(血中アミラーゼに追随して上昇・下降する)
* [[白血球]]値上昇(中等度)
* [[ヘマトクリット]]値上昇
* 血清[[ビリルビン]]、[[グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ|GOT]]、[[アラニントランスアミナーゼ|GPT]]、[[アルカリフォスファターゼ]]の軽度上昇
* 血清[[カルシウム]]低下(重症度をよく表す)
 
===診断===
===合併症===
 
* [[ショック]]
* [[敗血症]](主にグラム陰性桿菌で、最近はカンジダも増加)
* [[播種性血管内凝固症候群|DIC]]
* [[糖尿病]]
* 多臓器不全
** [[意識障害]]
** 急性呼吸急迫症候群
** 急性[[腎不全]]
** 肝不全
 
===治療===
* 大量の初期輸液
* 安静
* 食事療法…急性期は絶食絶飲(水分は補液)。回復期は[[糖質]]食を主とし、[[蛋白質]]を漸増していく。[[脂質]]制限も同時に行う。
* 薬物療法…疼痛には[[抗コリン剤]]や[[鎮痛剤]]を投与([[モルヒネ]]は禁忌)。
* 抗酵素療法…[[トリプシン]]・[[キモトリプシン]]を阻害するアプロチニン・注射用フサン(メシル酸ナファモスタット)・FOY(メシル酸ガベキサート)等を投与する。全身投与は効果が疑問視され、欧米ではほとんど行われない。ではカテーテルを用いて、選択的に膵臓に行く動脈に投与することで、効果があるという報告があり、先進的な施設で重症膵炎に対して行われている。
* 二次感染予防の為、広域スペクトル[[抗生物質]]を投与する。
* 外科的治療…穿孔性腹膜炎や[[イレウス]]、壊死組織の感染を生じた場合に行う。
* 持続的血液透析ろ過療法(CHDF)…急性膵炎により惹起された炎症性物質が、全身の炎症を起こし、多臓器不全の原因になることがわかっており、透析により炎症性物質を除去することで、急性膵炎の重症化を防ぐことができるとされている。
 
===ヒト以外の動物における急性膵炎===
 
=== 治療 ===
* 食事療法…脂肪制限を中心に、蛋白質・糖質・ビタミンの摂取を行う。
* 薬物療法…疼痛には[[抗コリン作用剤]]や鎮痛剤を投与。また、消化不全を起こし易いので消化酵素・制酸剤も用いる。
* 外科的療法…[[仮性嚢胞|仮性嚢胞(のうほう)]]や膵石、膵臓がん合併時に行う。
 
== 鑑別疾患 ==
; マクロアミラーゼ血症
: アミラーゼが複合体を形成し、腎臓から排出されなくなるため血中アミラーゼ値が高くなることが知られている。臨床症状は存在しない。尿中アミラーゼは低く、アミラーゼクリアランス/クレアチニンクリアランスは1%1%未満となる。入院中の患者では1%位の頻度で見られるので、高アミラーゼ血症だけで膵炎を疑ってはいけない。
 
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[[Category:獣医学|すいえん消化器病]]
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