「クリーンナップ」の版間の差分

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クリーンナップを3・4・5番の打者として位置づけるのは和製用法であり、英語では4番打者のみを指す。
 
[[アメリカ合衆国]]の[[メジャーリーグ]]では、最強打者は3番打者である事が多い。これは、精神論を重視して伝統的な4番打者最強説を採用している日本に対し、アメリカ合衆国では、合理主義に基づいて得点期待値の最も高い打順を組むためで、効率的な打順を追求した結果、最強打者が3番になる事が多いということである。[[コンピュータ]]による[[シミュレーション]]によってでも、最も効率的な[[打順]]を求めた結果、チームの主力打者のタイプや相性などの様々な要素によって結果は変わるが、最強打者の打順については、メジャーリーグの殆どのチームで3番であり、4番というケースは稀少であった。なお、わずかながら2番や4番が最強打者になる、というケースも存在した。アメリカ合衆国においては、最強打者は3番という固定観念があるのではなく、効率的な打順を追求した結果、最強打者が3番になる事が多いということである。[[1960年代]]は日本でも「3番最強説」と「4番最強説」どちらが最強なのかとの議論も出ていた(「[[月刊ホームラン]]」[[1988年]]8月臨時増刊号内の[[記事]]より)。
 
また日本国内では、[[イチロー]]のメジャーリーグ移籍以後は、走者を生還させるためのクリーンナップよりも、チャンスメイクを任される1番打者を重視する考えに比重が移ってきている傾向も一部あるが、アメリカ合衆国においてはそのような考え方をする者は極めて少ない。むしろ、1番打者はクリーンナップと違い、「足が速く、[[出塁率]]が高い」ことが求められるので、どちらが最強かを議論することはあまり意味がないという考えが支配的である。実際、前述の3番打者に対しての説明でも、最強打者は3番という固定観念は存在していない
 
==関連項目==