「Industry Standard Architecture」の版間の差分

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[[PC/XT]]やPC/ATでは、CPUのローカルバスを'''バスバッファ'''を経由しただけで外部に引き出した構造をしており、そのためバスクロックはCPUのクロックと同一となり、PC/XTでは8088の8ビット・4.77MHz、PC/ATでは[[Intel 80286|80286]]の[[16ビット]]・8MHz(初代は6MHz)であった。つまり、各モデル(CPU)ごとのローカル規格のバスであった。
 
これに対して[[コンパック]]は[[Deskpro 360386]]でIBMに先駆けて[[32ビット]]の[[Intel 80386|80380]]を採用した際に、'''バスブリッジ'''を導入し、CPUのクロックと外部バスのクロックを分離した。これにより32ビットの80386と、既に普及していた16ビット・8MHz前後のATバス周辺機器の両立が可能となった。コンパックはこれを[[Flex Architecture]]と呼んだ。更にバスクロックは10MHzが一般的となり、後には再参入した[[IBM]]を含め、スロット数を含め色々な「ATバスマシン」である'''[[PC/AT互換機]]'''が普及し[[事実上の標準]]となった。反面、いくら高速な32ビットCPUを搭載しても、外部バスは16ビット・10MHz前後のままという[[レガシー]]な負の側面は残り、後の[[Micro Channel Architecture|MCA]]とEISAの規格争いに繋がることになった。
 
後にEISA陣営とIEEEが標準化した「ISAバス」は、正確にはバスブリッジ方式のものである。