「中間径フィラメント」の版間の差分

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[[医学]]領域では、比較的高[[悪性腫瘍#分化度|分化]]な[[腫瘍]]が、由来となった[[組織 (生物学)|組織]]の中間径フィラメントの細胞特異性を失わないことを利用して、[[病理学#病理診断|病理診断]]の際に[[組織型]]を鑑別するための、[[酵素抗体法]][[免疫染色]]のマーカーとして用いられる。しかし、極めて低分化な[[悪性腫瘍]]になると、中間径フィラメントにも[[変異]]を生じていることがあり、必ずしも上手くいかない。具体的には悪性上皮性腫瘍である癌は一般にはケラチンを発現し、一方間葉系のマーカーであるビメンチンは発現しない傾向があるが、癌の分化度が低くなるにつれて、ケラチンの発現は弱くなり、ビメンチンの発現が起こるようになる。また、非上皮性腫瘍であっても、一般に上皮性マーカーと呼ばれているケラチンなどが発現することもあり、診断を行う際には複数のマーカーをあわせて診断する必要がある。
 
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