「ウイルス」の版間の差分

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遺伝物質の違いから、大きく[[DNAウイルス]]と[[RNAウイルス]]に分けられる。詳細は[[ウイルスの分類]]を参照。[[真核生物]]、[[真正細菌]]、[[古細菌]]、いずれの[[ドメイン (分類学)|ドメイン]]にもそれぞれウイルスが発見されており、ウイルスの起源は古いことが示唆されている。[[細菌]]に感染するウイルスは[[ファージ|バクテリオファージ]]と呼ばれ、[[分子生物学]]の初期に遺伝子発現研究の[[モデル生物|モデル系]]として盛んに用いられた。しかし、今日の[[分子生物学]]・[[医学]]の分野では「ウイルス」という表現は動植物に感染するものを指して用いることが多く、細菌に感染する[[バクテリオファージ]]とは区別して用いることが多い。
 
Virus は[[ラテン語]]で「[[毒]]」を意味する語であり、[[古代ギリシア]]の[[ヒポクラテス]]は病気を引き起こす毒という意味でこの言葉を用いている。ウイルスは日本では最初、日本細菌学会によって「病毒」と呼ばれていた。1953年に日本ウイルス学会が設立され、本来のラテン語発音に近い「ウイルス」という表記が採用された。その後、日本医学会が[[ドイツ語]]発音に由来する「ビールス」を用いたため混乱があったものの、現在は一般的に「ウイルス」と呼ばれている(「日本ウイルス学会が1965年に日本新聞協会に働きかけたことによって[[生物学]]や[[医学]]分野、新聞などで正式に用いる際は、ウイルスと表記するよう定められている。」という説もあるが定かではない)。また、園芸分野では植物寄生性のウイルスを英語発音に由来するバイラスの表記を用いることが今でも盛んである。「ウィルス」とも表記される。
 
== 発見の歴史 ==