「カエサル (称号)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m cat
m アラビア語表記とトルコ語版の追加。
13行目:
このように「カエサル」の名はローマ皇帝を指す語として使われてきたため、ヨーロッパ各国では[[皇帝]]を意味する語として「カエサル」に由来する単語が使用されることも多い。代表的なものとして、[[ドイツ語]]の'''カイザー'''(Kaiser)や[[ロシア語]]の'''[[ツァーリ]]'''(Tsari)がある。
 
イスラームの伝統的な歴史学においては、[[タバリー]]以前から初代ローマ皇帝[[アウグストゥス]]以来の歴代ローマ帝国皇帝やその後の[[西ローマ皇帝]]、[[東ローマ皇帝]]などを「カイサル」 قيصر Qayṣar と呼んで来た。
東ローマ帝国を滅ぼした[[オスマン帝国]]では、'''カイセリ'''と言い、主にローマ皇帝を表すものとして'''ルーム・カイセリ'''という[[称号]]が用いられ、[[スレイマン1世]]などの一部の[[スルタン]]は東ローマの継承者であることを示すためにこの称号を用いた。
 
東ローマ帝国を滅ぼした[[オスマン帝国]]では、このアラビア語形の「カイサル」から[[オスマン語]](および[[トルコ語]])でも'''カイセ''' قيصر Qayṣar/Kayser と言い、主にローマ皇帝を表すものとして'''ルーム・カイセリ''' Kayser-i Rum という[[称号]]が用いられ、[[スレイマン1世]]などの一部の[[スルタン]]は東ローマの継承者であることを示すためにこの称号を用いた。
 
ちなみに[[ハプスブルク家]]は、自らの出自をカエサル家の出であると偽った{{要出典}}。
49 ⟶ 51行目:
[[ru:Цезарь (титул)]]
[[sv:Caesar (titel)]]
[[tr:Kayser]]