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== ファイル共有ソフト・サービスとしてのNapster ==
1999年1月に発表された、P2Pの技術を利用した[[ファイル共有ソフト]]の一つ。Napsterを用いて、[[MP3]]などのファイルを[[インターネット]]に接続された[[コンピュータ]]間で共有することができた。
 
これは1998年、ノース・イースタン大学の学生だった[[ショーン・ファニング]]が、大学構内ネットワークで仲間内で[[MP3]]などの音楽ファイルを共有する目的で制作、1999年1月に発表され[[ソフトウェア]]である
 
なおNapsterとはファニングが古くから使っていた[[ハンドルネーム]]で、彼の癖毛(nappy=縮れた)に由来している。「うたたね」の意味のnapとは、特に関連はない。
 
=== Napsterの動作の仕組み ===
ユーザーは、共有の意思がある楽曲のファイル名をリストとして、Napster社の[[サーバ]]に登録し、サーバがファイル名および所有者のリストを取りまとめ管理する。
 
ファイルの送信は、ファイルを[[ダウンロード]]しようとする者が、サーバに存在するファイル名のリストから欲しいファイルと所有者を検索し、ファイル所有者から直接ダウンロードする形であった。
 
=== 敗訴による末路 ===
しかし、[[著作権]]を無視したファイル交換が日常的におこなわれる(流通量の約90%だったといわれている)ことにより、このソフトを開発したNapster社は全米レコード工業会([[RIAA]])などから提訴され、Napster社側が敗訴。
 
その後、このソフト、サービスは姿を消した。[[2000年代]]のインターネット社会に大きな衝撃を与えた事件である。
 
== 音楽配信サービスとしての Napster ==
Roxio社の傘下となったNapster社により[[2003年]][[10月29日]]に開始された[[音楽配信]]サービス。[[デジタル著作権管理|デジタル著作権管理技術]](DRM)を使用した[[Windows Media Audio|WMA]]方式採用、そまでの国内の音楽配信サイトとは違い月額での[[定額制]](サブスクリプション)サービスである。現在国内では配信数600万曲以上を提供している。
 
日本では[[タワーレコード]]と合弁で日本法人「[[Napster Japan|ナップスタージャパン株式会社]]」を設立、[[2006年]][[10月3日]]にサービスを開始。
 
現在は、タワーレコード日本法人の筆頭株主である[[NTTドコモ]]がNapsterのネットワークを利用した音楽ファイルのダウンロードサービスを開始しており、ドコモの一部携帯電話端末と一部の[[デジタルオーディオプレーヤー]]が対応している。
 
Napsterは、それまでの国内の音楽配信サイトとは違い、月額での[[定額制]](サブスクリプション)サービスを採用している。また、現在国内では配信数600万曲以上を提供している。
 
== 沿革 ==