「ニョロ語」の版間の差分

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マケレレ大学
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==標準化==
ウガンダでは互いに近い関係にあるニョロ語、[[ニャンコレ語]][[キガ語]][[トーロ語]]の4つのウガンダ西部の言語を[[ニャキタラ語]]として標準化することにより当該言語の認知と使用を促そうとする取り組みが1990年頃からなされており、ウガンダの首都[[カンパラ]]にある[[マケレレ大学]]にはニャキタラ語のコースが設けられている。
ウガンダでは[[英語]][[公用語]]の地位を占める一方で、60以上の言語・方言が[[母語]]として話されており、[[イギリス]][[植民地]]時代から特権的な政治的地位を占めてきた最大グループの[[ガンダ語]]話者ですらウガンダの全人口の約16%しかいない。一方、ニョロ語、ニャンコレ語、キガ語、トーロ語の話者数を合わせると全人口の20%を超える最大グループになる。
4言語を「統合」しようとするニャキタラ語形成の動きは、ウガンダ西部のバントゥー系インターラキュストリン・サブグループの政治的勢力が、単一の[[民族|エスニック集団]]を形成してウガンダ国内で影響力を獲得しようとする動きを背景としており、政治経済的力学が言語に影響を及ぼす例として注目される<ref>{{Cite journal|author=Jan Bernsten|year=1998|title=Runyakitara: Uganda's 'New' Language|journal=Journal of Multilingual and Multicultural Development|volume=19|issue=2|pages=93-107|publisher=Multilingual Matters|issn=0143-4632|id=ERIC# EJ589643|url=http://multilingual-matters.net/jmmd/019/jmmd0190093.htm}}</ref>。