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'''クモヒトデ'''は、'''クモヒトデ綱'''('''蛇尾綱''')に属する[[棘皮動物]](きょくひどうぶつ)の総称。[[ヒトデ]]と近縁な関係にある。柔軟な腕(わん)を足として使い、海底をはって移動する。ヒトデのように移動に[[管足]]を使わないことが特徴である。一般にクモヒトデ類は、5本の細長いムチ状の腕をもつ。腕の長さが60cmに達する種類もある。
クモヒトデは、2種類の主要分岐群に分かれる。クモヒトデ目 (Ophiurida、英名 brittle star) とユウレイモヅル目 (Euryalida、英名 basket star) である(「補足情報」参照)。ほとんどのクモヒトデ類は、通常、人が訪れるような浅瀬では目にすることができない。しかし、クモヒトデ類は多様性の高い生物である。今日、約1,500種類のクモヒトデ類が存在する。多くの種は、500m以上の深い海底にも生息する。
==分布==
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[[Image:Fossil Brittle Star Palaeocoma.jpg|right|300px|thumb|クモヒトデの一種Palaeocomaの化石の写真。中生代ジュラ紀中期ライアス統層のいわゆる「ヒトデ岩床」から産出したPalaeocoma egertoni。イングランドのドーセット州ブリッドポート産。岩石基質上の直径が9.5cmある完全な標本]]
クモヒトデ類は、[[古生代]][[オルド
==盤と内部器官==
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*クモヒトデ綱以下の分類
クモヒトデ綱は、蛇尾綱とも呼ばれる。クモヒトデ綱に含まれる現生種は約
テヅルモヅル類は、盤との接合部分の直後から腕が木の枝のように2分裂してゆく。20回以上も分裂する種もあり(ただし2<sup>20</sup>本に分かれるわけではない)、外見は底性の植物のようである。テヅルモヅルを漢字で表記すると、手蔓縺となる。
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*クモヒトデの生活環
上記では有性生殖についてのみ触れられている。卵から孵化した幼生は、オフィオプルテウス (Ophiopluteus larva) と呼ばれるプランクトンで、くの字型の中央に短い6本の足が付いた形をしている。一部の無性生殖が可能な種では盤を自切し、2分裂して増える。
*クモヒトデの分布
上記にあるように、水深数mから分布している。テヅルモヅル類であっても、10m前後に生息している例がある。深海底を支配している例として、キタクシノハクモヒトデ (''Ophiura sarsii'') の例がある。クモヒトデを研究する[[国立科学博物館]]の藤田敏彦によると、[[岩手県]][[釜石市|釜石]]沖の水深275mの海底の場合、最大体長約10cmのキタクシノハクモヒトデの生息密度が400匹/1m<sup>2</sup>に達したという([[しんかい2000]]の探査結果による)。
*[http://en.wikipedia.org/wiki/Brittle_star Wikipedia英語版 2004年12月11日版より訳出、補足情報のみ書き下ろし]
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