「ナイン・ソウルズ」の版間の差分
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薄暗い刑務所の13号室に、金子未散(松田龍平)が入室した。未散は10年間の引きこもりの末、弟と口論をしていた父親を殺害した。
そこには未散
9人目の自称偽札王の山本(國村隼)は自分が通っていた富士山麓の小学校のタイムカプセルに大金を隠してあるという話を残して うっすらと光の差し込む灰色の部屋で、
最初はお互いに反目しあいながらも、徐々に一つの仲間になろうとしていた9人だが、未散だけは心を開くことができずにいた。途中、偶然立ち寄ったストリップ小屋で愛する人(伊東美咲)と運命的な再開を果たした白鳥は、そこに残ることを決意しバンを降りた。そして、8人となった男たちは、何とか目的地である小学校にたどり着く。校庭でタイムカプセルを開ける彼らの目は期待に膨らんでいた。しかし、出てきたものは大金ではなく、「何でも開く未来の鍵」と書かれたガラスの鍵だった。途方にくれる彼等を前に、未散はその鍵をそっとポケットにしのばせた。朝焼けの中、うっすらと姿を現す富士山を眺める8人。目的の金はなかったが、彼らの心には生まれて初めての充実感と新たな決意が生まれていた。
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