「地平座標」の版間の差分

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方位角について、「現代では北から時計回りに計る」注記(英語版情報に基づく)。
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地平座標では[[方位角]]と[[仰俯角|高度]]を使用して天体の位置を表す。
 
高度は地平線上を0度として[[天頂]]を90度として表す。地平線下にある天体についても、高度をマイナスとして表すことができる。方位角は真南を0度として真西を90度、真北を180度、真東を270度とするように360度まではかる。
 
方位角は、現代の天文学においてはほとんどの場合、真北を0度として時計回り(真東:90度、真南:180度、真西:270度)に計るが、以前は真南を0度として時計回りに計るのが一般的であった。これは北半球では圧倒的多数の恒星は、真南で[[南中]]し、その時点でその恒星の[[時角]]が0時となるからである。
 
天体の高度や方位角は同じ時刻でも観測する地点の[[緯度]]や[[経度]]に依存して変化し、また同じ地点でも天体の[[日周運動]]や[[年周運動]]によって観測時刻によって変化する。そのため、地平座標で天体の位置を表す場合には観測地点の緯度、経度、観測の時刻を指定する必要がある。この煩わしさから天体の位置を表す場合に地平座標を使用することは少ない。