「地中海連合」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Synthebot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 変更: no:Unionen for Middelhavet
285行目:
 
==== 反対論 ====
ドイツ外相[[フランク=ヴァルター・シュタインマイアー]]は地中海連合構想の動きに対して警戒し、地中海連合はEUやバルセロナ・プロセスと競合しないようにするべきであると強く主張した<ref>[http://www.eubusiness.com/news_live/1183669201.37 Germany cautious on Sarkozy's Mediterranean bloc plan], EUBusiness 2007年7月5日 {{en icon}}</ref>。2007年12月、ドイツ連邦首相アンゲラ・メルケルは、EUの核を分裂させ、また脅かしかねないとしてサルコジ案を批判した。とくにメルケルは地中海連合にEU加盟国の一部しか含まれず、そのほかの加盟国が除外されているにもかかわらず、EUの資金を投じて地中海連合を創設しようとするのは、EUの危機を招くもので受け入れられないと発言している<ref name="Merkel_criticise"/>。2008年にスロベニアがEU議長国となると、同国首相[[ヤネス・ヤンシャ]]は「機関の重複、EUと競合するような機関、EUの一部と近隣諸国の一部だけのための機関は必要ではない」と批判した<ref>Keller, Caroline [http://euobserver.com/9/25470 Slovenia criticises French Mediterranean Union proposal], EU Observer 2008年1月17日 {{en icon}}</ref>。もともと地中海連合には、仏独を軸にしていたEUが東方・北方へ拡大するに従ってドイツ中心が明確化してきた(地理的位置、ドイツ系人口の増大、歴史的にドイツの影響が強い旧東欧諸国の増加など)フランス側の苛立ちがあるとされ、さりとて北アフリカ諸国をEUに加入させることも不可能なため構想されたとの側面もあり、ドイツ、旧東欧の警戒心はこれに由来する
 
==== マルタ ====