「ツノハシバミ」の版間の差分

少し加筆修正
(少し加筆修正)
|英名 = Asian Beaked Hazel
}}
'''ツノハシバミ'''(角榛、学名:''Corylus sieboldiana'')は[[カバノキ科]]の落葉低木。別名ナガハシバミ。近縁種の[[ハシバミ]] (''Corylus heterophylla ''var.'' thunbergii'') とともに日本に自生する[[ハシバミ属]]の仲間のひとつである。食用[[ナッツ]]の[[ヘーゼルナッツ]]をつけが実る[[セイヨウハシバミ]] (''Corylus avellana'') は[[ヨーロッパ]]原産の本種の近縁種である。
 
==特徴==
[[北海道]]、[[本州]]、[[四国]]、[[九州]]、[[朝鮮半島]]の温帯山地に分布するが[[伊豆半島]]には分布しない。幹は直立し高さ4~5m、径約15cmになる。[[樹皮]]は灰褐色で滑らかだが皮目が目立つ。若枝は灰緑色。
花期は3~4月頃で葉の展開に先立って花が開き、[[雌雄同株]]、雌雄異花。[[雄花]]はカバノキ科の他の仲間と同様に尾状[[花序]]を開花時に下垂し、する。雄花序の冬芽はハシバミのように枝先につかずに枝の途中につく。[[雌花]]は数個の花が頭状に集まり、芽鱗に包まれたまま開花して赤い柱頭が目立つ。
[[葉]]は互生し、[[葉柄]]は0.5~1cm、[[葉身]]は卵型または倒卵型で長さ5~11cm・幅3~7cm、基部は円形で先端は尖り、縁は欠刻のある細かい二重鋸歯がある。葉面は表が淡緑色で裏が緑色、時として赤紫色の斑ができる。葉脈が葉の裏面に盛り上がる。葉柄や葉脈上に斜上毛が生える。
[[果実]]は9月から10月に熟し、1~4個が集まって付く。果実は[[堅果]]で長さ1~1.5cmの円錐形。果実を包む筒状の[[総苞]]は緑色で外面に刺毛を密生し、くちばし状に長く伸びた独特の形であることからツノハシバミの和名がついた。
 
==用途==
堅果は黄褐色に熟したら食用になる。果実を採取し、総苞を剥いて堅果を取り出し、堅果の殻から取り出したナッツを食用にする。[[脂肪]]に富み美味で、渋みがなく生でも食べられるが炒ると香ばしくなる。そのままでも食べられるが、[[茶碗蒸し]]や[[煮物]]、すり潰して[[和え物]]や[[菓子]]などの原料にも用いられる。
 
==参考文献==
*茂木透、勝山輝男、太田和夫、崎尾均、高橋秀男、石井英美、城川四郎、中川重年『樹に咲く花 離弁花① 山渓ハンディ図鑑3』山と渓谷社、2003年
*[http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/betulaceae/tsunohasibami/tsunohasibami.htm 「ツノハシバミ」] 岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科 植物生態研究室
 
==関連項目==
22

回編集