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'''ザイログ'''('''ZiLOG''')は、[[1974年]]、[[インテル]]の元社員[[フェデリコ・ファジン]]らがスピンアウトして興した[[半導体素子|半導体]]製造会社である。インテルでファジンと共に[[Intel 4004|4004]]と[[Intel 8080|8080]]の開発に従事した[[嶋正利]]も加わり、独自の[[マイクロプロセッサ]]の開発に参加した。まもなくインテル8080の上位互換である[[Z80]][[マイクロプロセッサ]]を開発、ビジネスを軌道に乗せるのに成功した。また、周辺デバイスも開発・販売している。
 
しかし、16ビットマイクロプロセッサのZ8000シリーズは[[Intel 8086|i8086]]およびや、さらには[[モトローラ]][[MC68000]]に敗よりも出荷が遅てその後は衰退し[[2002年]]はじめに[[連邦倒産法第11章]]の適用を受け、再建中市場成功すことはなかった
 
その後、シングルチップマイコンでZ800シリーズを開発したほか、各社のマイクロプロセッサと直結できる高性能な周辺デバイスをシリーズ化。これらは一時期のザイログを支える製品に成長した。特にSCC(Z8530)は、[[アップル]]のMacintoshや[[シャープ]]のX68000でも採用されたことでも知られている。
*[[Z8 (コントローラ)|Z8]] 1チップ・マイクロプロセッサ・ファミリ
 
しかし、その後は商業的に恵まれず、[[2002年]]はじめに[[連邦倒産法第11章]]の適用を受け、再建中である。
 
==主な製品==
*[[Z80]] 8ビットマイクロプロセッサの[[デファクトスタンダード|事実上の標準]]
*[[Z180]] 拡張版Z80で、[[日立製作所|日立]](現 [[ルネサス テクノロジ]])の[[HD64180]]シリーズの[[セカンドソース]]。Z80180またはZ8S180がある。
*[[eZ80]] Z80互換で、[[命令パイプライン]]化、高集積化し、さらにクロック行っ50MHzまでと高速化したもの。
*[[Z280]] Z80を16ビットに拡張したもので、ほとんど生産されなかった[[Z800]]の[[CMOS]]版
 
*[[Z800]] Z80を16ビットに拡張したもの
**[[Z280]] [[Z800]]の[[CMOS]]版
*[[Z380]] 16/32ビット拡張版のZ80
 
*[[eZ80]] Z80互換で、[[命令パイプライン]]化、高集積化を行ったもの。
*[[Z8000]]シリーズ(以下の2バージョンに分かれる)
**Z8001 [[セグメント方式|セグメント]]によりアドレス空間を拡張したバージョン
**Z8002 セグメントを使用しない64kBだけのアドレス空間を使うバージョン
*[[Z80000]]シリーズ Z8000を32ビット化したもの
 
*[[Z8 (コントローラ)|Z8]] 1チップ・マイクロプロセッサ・ファミリ
*[[zatara]]シリーズ ARM9コアのセキュアトランザクション用プロセッサ
 
*[[Z8530]] 2チャンネルのシリアル・コミュニケーション・コントローラ
 
==日本における事業==
当初は、半導体商社の日本テクセル(現在の[[三井物産エレクトロニクス]])が代理店となり、Z80やZ8000シリーズの販売、マーケティングを担当した。その後、ザイログジャパンが設立された。
 
現在の代理店は、[[インターニックス]]、三井物産エレクトロニクス、[[ユニダックス]]ほか。
 
==外部リンク==
*[http://www.zilog.com/ ZiLOG]
*[http://www.mbel.co.jp/product/zilog.html 三井物産エレクトロニクス - Zilog,Inc.]
 
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