「東屋 (源氏物語)」の版間の差分

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薫は、[[浮舟 (源氏物語)|浮舟]]に関心はあるが、[[受領]]の継娘ということでためらっていた。浮舟の母(中将の君)も身分違いの縁談に消極的だった。
 
浮舟は、[[宇治市|宇治]]の八の宮と中将の君と呼ばれた女房との間に生まれた娘だった。中将の君はまもなく浮舟を連れて陸奥守(のちに常陸介)と再婚し、東国に長く下っていた。常陸介との間には数多の子をもうけていたが、その中でも一際美しい浮舟をことさら大事に育て、良縁をしきりに願っていた。受領ながらも裕福で家柄も卑しくない常陸介のところには、それを目当てにした求婚者が多かった。20歳を過ぎた浮舟は、そのうちの[[左近少将]]と婚約したが、財産目当ての少将は浮舟が常陸介の実子でないと知るや、実の娘である妹に乗りかえて結婚した。浮舟を不憫に思った中将の君は、彼女を二条院の中の君のもとに預けに行く。
 
ところが匂宮が偶然浮舟を見つけ、強引に言い寄ってきた。かろうじて事なきをえたが、それを聞いた中将の君は驚いて彼女を三条の小家に隠した。
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*[http://www.aozora.gr.jp/cards/000052/card5067.html 『源氏物語 52 東屋』与謝野 晶子訳:新字新仮名]([[青空文庫]])
 
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[[Category:源氏物語]]