「赤米」の版間の差分

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赤米は[[健康ブーム]]に乗り、「古代米」と標榜されて紹介され売り込まれてきた。しかし、多くの[[健康食品]]がそうであるように、赤米も根拠なく美化され、単なる憶測や想像は全て事実であるかのように語られ、宣伝に都合の良い事柄だけが歪曲して説明される傾向にある。主な例としては下記のとおり。
*赤米は[[飛鳥時代]]の存在が確認されているものの、伝来の時期は確かでない。稲作の伝来時に白米と共に伝わったと考える学者も多いが、具体的な証拠のない憶測の段階に過ぎない。まして赤米が野生種に近いことのみをもって、日本に伝来した最初の米が赤米だったと決め付けるのは、まったく根拠がない。「弥生人は白米でなく赤米を食べていた」「[[卑弥呼]]も赤米を食べていた」などという宣伝文句は正確なものではない。
*「古代、赤米は献上品として珍重されていた」というのは[[木簡]]資料の曲解である。確かに木簡には地方から赤米が納められた記録があるが、全体から見れば白米の納入に関する記録のほうがはるかに多い。赤米が白米に比べて特別な献上品とされていたことを示す証拠はない。同じように赤米が神米として残ることのみをもって「赤米は神に捧げる米として神聖視されていた」というのも、全国各地の神社で栽培されていた神米のほとんどが白米であることを何も説明できない。
*「赤米が[[赤飯]]の起源である」というのは、[[柳田國男]]が提唱して以来多くの注目を集めているが、現在のところ明確な証拠はない。柳田自身も赤飯と赤米飯の色が似ていることからの連想に過ぎないと説明している。
 
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