「共通ウィズユーカード」の版間の差分

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'''共通ウィズユーカード'''(きょうつうウィズユーカード)とは、[[北海道]][[札幌市]]内の複数の[[交通機関]]で利用できる[[乗車カード]]である。
 
==販売額および利用可能額==
{| class="wikitable"
|-
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| 10,000円 || 11,500円
|}
※上記のほか、自動的に割引運賃料金が引き落とされる'''こども用'''と'''福祉割引(大人用)'''が発売額1,000円利用可能額1,100円で、'''福祉割引(こども用)'''が発売額500円利用可能額1,100円で販売されている但し、こども用福祉割引ウィズユーカードは地下鉄駅での販売は行わず、札幌市各区役所の福祉担当窓口で販売が行われている
 
※上記のほか、自動的に割引運賃が引き落とされる、'''こども用'''と'''福祉割引(大人用)'''が発売額1,000円、利用可能額1,100円で、'''福祉割引(こども用)'''が発売額500円、利用可能額1,100円で販売されている。(こども用福祉割引ウィズユーカードは地下鉄駅での販売は行わず、札幌市各区役所の福祉担当窓口での販売が行われている)
 
==利用可能な交通機関==
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**各事業者が発行するカード([[#関連項目]]参照)利用可能路線のうち、札幌市内相互区間のみ利用可能。
***北海道中央バスが運行した[[定山渓温泉]]~[[小樽駅]]線では、定山渓~さっぽろ湖展望台など、札幌市内での乗降であっても共通ウィズユーカードは使用できなかった(現在は路線廃止)。
***路線の途中で札幌市外を経由する系統(例:北海道中央バス(麻41)手稲麻生線、ジェイ・アール北海道バス(新77)虹ヶ丘線など)では、乗車停留所と降車停留所の両方が札幌市内で、つ札幌市外を通過しない場合に限り使用可能である。
*共通ウィズユーカードで市営地下鉄とバス・市電を乗り継ぐ場合、自動的に乗継割引が適用される。
===過去に利用できた交通機関===
*[[札幌市営バス]] - [[2004年]][[4月1日]]事業廃止(北海道中央バス / ジェイ・アール北海道バス / じょうてつに移管)
 
== 使用方法 ==
===過去に利用できた交通機関===
[[札幌市営地下鉄|市営地下鉄]]を利用する場合は、[[自動改札機]]に直接通して使用する。[[自動券売機]]での[[乗車券]]購入や[[自動精算機]]での乗り越し精算にも使用できる。
*[[札幌市営バス]] - [[2004年]][[4月1日]]事業廃止(北海道中央バス / ジェイ・アール北海道バス / じょうてつに移管)
 
[[札幌市電|市電]]やバスを利用する場合は、料金箱のカードリーダーに直接通して使用する。
===裏面への印字===
札幌市営地下鉄・市電及び[[じょうてつ]]を利用した場合は、カードリーダーにカードを通すごとに裏面へ利用状況が印字される。月日の欄はわせて3桁分しかない(10(10,000円券の導入で残額表示に5桁必要となり、その5桁目を確保するために4桁から3桁へ変更)。)ため、[[10月]]以降は以下のように印字される。
:10月=O([[:en:October|'''O'''ctober]]から)
:[[11月]]=N([[:en:November|'''N'''ovember]]から)
:[[12月]]=D([[:en:December|'''D'''ecember]]から)
====札幌市営地下鉄====
 
===札幌市営地下鉄===
*1行あたり、月日(半角3桁)、入場駅(半角6桁)、号機(半角1桁)、出場駅(半角2桁)、号機(半角1桁)、残額(半角5桁)の順に印字される。
 
*入場時は月日・駅名を半角6桁以内に省略したもの・号機が、出場時は半角2桁の駅識別コード(駅ナンバリングとは無関係)・号機・カード残額が印字される。以下に駅名印字内容をまとめる。
{| border="1" cellpadding=0 cellspacing=0
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|[[新さっぽろ駅]]||新さっ||6A|| || || || || || || || 
|}
 
*例:10月1日、さっぽろ駅A号機改札で入場、円山公園駅B号機改札で出場、出場時残額10,000円の場合
**さっぽろ駅入場時:'''O01さっぽA'''が印字される
**円山公園駅出場時:'''03B10000'''が印字される
====札幌市電====
 
===札幌市電===
*1行あたり、月日(半角3桁)、「電 車」(半角6桁)、車両番号(半角3桁)、号機(半角1桁)、残額(半角5桁)の順に印字される。
*車両番号が4桁の車両は、下3桁となる。
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*例:12月31日、すすきの方面行8511号車に乗車、降車時残額500円の場合
**'''D31電 車511a 500'''が印字される
====その他====
 
*[[北海道中央バス]]と[[ジェイ・アール北海道バス]]ではカードリーダーに印字機能がないため、印字はされず空白行となるが印字回数にはカウントされる。
===その他===
*高額カード(10,000円券など)の場合、使用可能額を使い切る前に裏面の印字スペースが満杯になる場合がある。印字スペースが満杯になると市営地下鉄では[[自動改札機]]で新たな印字ができず使用できなくなるため、駅の[[自動券売機]]で再発行する必要がある。再発行すると残額を引き継いだ新しいカードが発行され、再度市営地下鉄での利用が可能になる。この際、再発行されたカードの券面デザインは券売機発行のデザインのみとなる。
*北海道中央バス、ジェイ・アール北海道バスではカードリーダーに印字機能がないため、印字はされず空白行となるが印字回数にはカウントされる。
*高額カード(10,000円券など)市電やバス場合、使みを利可能額を使い切る前に裏面の印字スペースが満杯になる場合がある。は、印字スペースが満杯になると、地下鉄では改札機でっても新たな印字ができはされ、そのまま残額を使い切るまで利できなくなるため可能。但し市営地下鉄駅の券売機でに乗り継ぐ場合は再発行する必要がある。再発行するとしなければならない(北海道中央バス残額ジェイ・アール北海道バスのみ引き継いだ新使用いカードが発行た場合、裏面に印字され、再度ないまま「印刷満杯」になり市営地下鉄で利用が可能にの自動改札機を通れなくなる場合があり、この際、場合も再発行されたカードの券面デザインは券売機発行のデザインのみが必要となる。)
=== カード残額不足時 ===
*市電やバスのみを利用する場合は、印字スペースが満杯になっても新たな印字はされず、そのまま残額を使い切るまで利用可能。ただし、地下鉄に乗り継ぐ場合は再発行しなければならない(北海道中央バス、ジェイ・アール北海道バスのみを使用した場合、裏面に印字されないまま「印刷満杯」になり地下鉄の改札を通れなくなる場合があり、この場合も再発行が必要となる)。
;市営地下鉄
 
*入場時に初乗り運賃以下の場合と、出場時に残額不足となる場合は自動改札機を通る事ができない(複数枚処理に対応していない)ため、自動券売機または自動精算機にて現金または共通ウィズユーカードで不足額を支払って切符(乗車券・乗継券・精算券)を受け取る。
== カード残額不足時 ==
*バス・市電降車時に残額が地下鉄初乗り運賃以下となった場合で乗継割引が適用される場合、乗継情報がカードに記録される(市電・じょうてつ降車時に残額0円となった場合「乗継有効」と印字される)ため、そのまま入場することができ降車駅で精算となる。
;地下鉄
*入場時に初乗り運賃以下の場合と、出場時に残額不足となる場合は自動改札機を通れない(複数枚処理に対応していない)ため、自動券売機または自動精算機にて現金または共通ウィズユーカードで不足額を支払って切符(乗車券・乗継券・精算券)を受け取る。
*バス・市電降車時に残額が地下鉄初乗り運賃以下となった場合で乗継割引が適用される場合、乗継情報がカードに記録される(市電・じょうてつ降車時に残額0円となった場合「乗継有効」と印字される)ため、そのまま入場することができ降車駅で精算となる。
 
;バス・市電
*降車時に現金または共通ウィズユーカードで精算する。各事業者発行のバスカードとの併用はできない。
*地下鉄降車時に残額0円となった場合で乗継割引が適用される場合、乗継情報がカードに記録される(地下鉄出場時に「乗継有効」と印字される)ため、残額0円のカードを挿入することによって適用となる。不足分は現金または共通ウィズユーカードで精算する。各事業者発行のバスカードとの併用はできない。
 
==歴史==
*[[1992年]][[11月]] - 札幌市営地下鉄専用のプリペイドカードとして「ウィズユーカード」の名称で販売を開始。
**名称決定に際しては一般公募が行われた。
**この時点では自動改札機には直接通せず、JRの[[オレンジカード]]のように自動券売機で乗車券に引き換える形だった。
*[[1994年]][[6月]] - 市営地下鉄の一部の[[自動改札機|改札機]]が更新(VI型)され、ウィズユーカードでそれらの自動改札機を直接通ると自動的に乗車料金が引き落とされるようになった([[乗車カード|ストアードフェアシステム]])。
*[[1994年]][[10月14日]] - 市営地下鉄[[札幌市営地下鉄東豊線|東豊線]]の延長開業([[豊水すすきの駅|豊水すすきの]]~[[福住駅|福住]]間)に伴い、札幌市営バス・市電にカードリーダーを導入。すべての市営交通機関で「ウィズユーカード」が利用可能に。
**また同日、札幌市営バスから移管された北海道中央バスの路線(南71澄7381)81系統やジェイJRアール北海道バス(札幌市内のみ有効。新札幌駅でのみ乗継にも有効)にも対応した「共通乗車カード」を販売開始。
*[[1995年]][[4月1日]] - 「ウィズユーカード」がプレミアム付きとなる(付加額は現在と同じなので上表を参照)。
*:*「共通乗車カード」はプレミアム付きとはならなかった。
*[[1997年]]4月1日 - 「ウィズユーカード」と「共通乗車カード」を統合する形で、北海道中央バス・ジェイ・アール北海道バス・じょうてつバスの札幌市内全線での利用を可能にした「共通ウィズユーカード」を販売開始。
*[[1999年]][[12月1日]] - 市営地下鉄専用の「昼間割引カード」を販売開始。
**午前1010~16から午後4時までに乗車する場合に限り有効である。市営地下鉄のみで利用可能だが、乗継割引適用されない。販売額: 2,000円利用可能額: 2,500円
**同年[[7月]]から引換券を購入して切符に交換する方式で販売していたものをカードにしたものである。
**札幌市電では[[カード]]ではなく[[回数乗車券|回数券]]として販売されている。札幌市営バスでも回数券として販売されていた。
*[[2001年]] - [[ICカード]]乗車券[[S.M.A.P.カード]]の実証実験が始まる。
*[[2006年]][[4月]] - [[2008年]]度末を目処に市営地下鉄と市電に非接触ICカード乗車券「STカード(仮称)」の導入を発表。導入後はウィズユーカードの廃止を検討するとしている。
*[[2008年]][[3月27日]] - 札幌市交通局は[[2009年]][[1月]]から札幌市営地下鉄にICカード「[[SAPICA]]」を導入すると発表。
*2009年[[1月30日]] - ICカード乗車券「SAPICA」のサービスを開始。
 
== 関連項目 ==
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{{Bus-stub}}
{{DEFAULTSORT:きようつうういすゆうかあと}}
 
[[Category:乗車カード]]
[[Category:札幌市交通局]]