「ソーシャル・エンジニアリング」の版間の差分

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{{Otheruses|コンピュータ用語としてのソーシャルワーク|社会福祉における援助技術としてのソーシャルワーク|社会福祉援助技術}}
 
'''ソーシャル・エンジニアリング'''とは人間の心理的な隙や、行動のミスにつけ込んで個人が持つ秘密情報を入手する方法のこと。'''ソーシャル・ワーク'''とも呼称される。
 
なお、今日喧しい[[フィッシング (詐欺)|フィッシング]]や[[スキミング]]は、行為自体はコンピュータ内で閉じているが、人間心理的な隙をついている点では同様である。
 
++==概要++==
元来は、[[コンピュータ用語一覧|コンピュータ用語]]で、[[コンピュータウイルス]]や[[スパイウェア]]などを用いない(つまりコンピュータ本体に被害を加えない方法)で、パスワードを入手し不正に侵入([[クラッキング (コンピューター用語)|クラッキング]])するのが目的。この意味で使用される場合は'''ソーシャルハッキング'''、'''ソーシャルクラッキング'''とも言う。
 
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*特定のパスワードに変更することで特典が受けられるなどの偽の情報を流し、パスワードを変更させる(日本において、この手法でパスワードを不正入手した未成年が2007年3月に書類送検されている)。
 
++==カード詐欺++==
 
コンピュータの[[パスワード]]を入手するだけでなく、[[クレジットカード]]や<!--などの暗証番号を盗むんだり、家族に詐称して金を振り込ませる([[振り込め詐欺]])など[[詐欺]]の手口にも使われる。-->[[キャッシュカード]]について暗証番号を聞き出し、盗難カードや偽造カードで不正出金を行う手口にも用いられる。電話で連絡を取り、
*警察を名乗り、逮捕した不審者が持っていたカードの確認を行うために暗証番号を聞き出す
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また、直接暗証番号を尋ねずに、生年月日等の個人情報を尋ねて[[過誤払い|預金の不正引出]]に及んだ例もある。これは生年月日を暗証番号として設定していた事例である。
 
++==手口の一例++==
 
[[個人情報]]を聞き出す為にも用いられる。電話で連絡を取り、
*学校の同級生の親族を名乗り、本人や他の同級生の住所や電話番号を聞き出す
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*[[探偵|興信所]]を名乗り、本人に縁談があるという口実で素行などを聞き出す
 
++==関連項目++==
 
*[[コンピュータセキュリティ]]
*[[パスワード]]