「回帰線」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Fromm (会話 | 投稿記録)
東大モトクラシー (会話) による ID:24464459 の版を取り消し
4行目:
'''回帰線'''(かいきせん、[[英語|英]]:tropic)は、[[地球]]など[[天球]]の球面座標における主要な[[緯度|緯線]]のうち2つ。'''至線'''(しせん)ともいう。[[恒星]]を周回する[[天体]]([[衛星]]のように間接的にでもいい)に対し定義できるが、以下では地球の回帰線について述べる。
 
[[太陽]]が[[地表]]を照らす[[角度]](太陽高度、仰角)は[[季節]]と[[時刻]]によって変化する。いちばん角度が大きくなる正午ごろの場合(このときの太陽の角度を[[正中|南中]]高度という)、[[春分]]と[[秋分]]の日には[[赤道]]上で垂直に照らす。また、[[北半球]]の[[夏至]]には北緯23.4度(23度26分)で、北半球の[[冬至]]には南緯23.4(23度26分)度で、太陽が垂直に照らす。この緯度が最も高緯度で太陽が[[天頂]]に来る地域であり、前者を'''[[北回帰線]]'''、後者を'''[[南回帰線]]'''、あわせて回帰線と呼ぶ。
 
[[英語]]などヨーロッパの言語で回帰線を意味する言葉(英語なら''tropic'')は、[[ギリシャ語]]で「帰る」(turn)という意味の''tropos''に由来している。「回帰線」という名称はその意訳である。