「品位 (位階)」の版間の差分

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'''品位'''(ほんい)とは、主に[[平安時代]]から[[江戸時代]]にかけて[[日本]]の[[律令制]]において定められていた[[親王]]の[[位階]]のことをいう。また、人臣のうちで薨去した[[公卿]]ないし高位者にも贈られた。
 
==品位とは==
そもそも、品位の発祥は[[中国]]の王朝にあり、位階を正位と従位にわけ一品以下八品までが定められていた。この品位は朝鮮の歴代王朝でも用いられ、特に[[新羅]]以降については[[骨品制]]という独自の位階制が存在した。
 
日本では「ほんい」と読み、基本的に親王の位階を指した。また、中国や朝鮮の王朝とは異なり、正位と従位にわけることなく、一品から四品のみとされた。[[王 (皇族)|諸王]]が[[正一位]]から[[従五位]]までの位階、人臣が[[正一位]]から[[従六位#少初位|少初位下]]までの位階が制定されていたのに対し、親王には[[一品親王|一品]]から四品までの位階が定められ、これらの品位に叙せられていない親王を'''無品親王'''(むぼんしんのう)といった。
 
また、人臣のうちでも高位で亡くなった者は位階に比例する品位が贈られた。[[明治時代]]以降は、[[皇族]]の品位は廃止され、代わりに勲等が授与されることとなり、位階としては人臣の位階のみが存続した。
 
==関連項目==