「ブガッティ・タイプ57」の版間の差分

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===タイプ57「タンク」===
タイプ57SCのシャシーに流線型の車体を被せ、エンジンを4743cc289馬力まで高度にチューンした[[レーシングカー]]で、[[1936年]]・ [[1937年]]シーズン用のモデルがタイプ57G、[[1939年]]シーズン用はタイプ57Sと呼称された。[[1936年]]のフランスGP、[[1937年]]・[[1939年]]の[[ル・マン24時間レース]]に優勝した。しかしこのタイプ57Sを試運転中のジャンは[[1939年]]8月、酒酔い運転の自転車を避けようとして30歳の若さで事故死した。翌月、[[第二次世界大戦]]が勃発、ブガッティのような超高級車の生産は間もなく不可能になった。
 
ジャンはタイプ57の後継車種として前輪独立サスペンションを持つ「タイプ64」を試作していたが、彼の突然の死と戦争によってこの計画は頓挫した。戦後、生産を再開した[[:en:Bugatti Type 101|タイプ101]]に用いられていたのは、1930年代既に時代遅れであったタイプ57そのままのシャシーであり、天才デザイナーを失ったため外注を余儀なくされた過渡的なデザインの車体であった。タイプ101は間もなく消滅し、最後のブガッティ車(1980年代に復活するまで)となる運命にあった。