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[[Image:OFG1.jpg|right|thumb|200px||掌まで空いている、総合格闘技用オープンフィンガーグローブ]]
== 格闘技歴史 ==
 
[[総合格闘技]]において使用される。特徴として掴みやすいように五本指が出ており、また手の甲や拳の部分は打撃からの衝撃から拳を保護する為、パットに覆われている。[[柔道]]・[[レスリング]]における組技、[[空手]]・[[キックボクシング]]などにおける打撃の両方を出来るように意識した形のグローブである。
 
最初に考案したのが[[ブルース・リー]]と言われている。
 
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現在では、ほとんどの総合格闘技イベントで採用されている。
 
== 格闘技 ==
主に[[UFC]]や[[HERO'S]]をはじめとする[[総合格闘技]]イベントにおいて使用され、[[プロレス]]など他の分野でも稀に使われることがある。逆に[[ボクシング]]ではオープンフィンガーグローブの使用が禁止されており、総合格闘技でも[[アブダビコンバット]]などグローブが禁止されているものもある。
 
特徴として、掴みやすいようにグローブから五本指が出せるような形状となっている。これは[[ボクシング]]用のグローブだと掴む・投げるといった要素が困難であるためである。また手の甲や拳の部分は打撃の衝撃から拳を保護する為、パットなどの厚い素材に覆われている。保護素材はあくまでも拳の保護が主目的であるため、ルールで許されている場合はパッド以外の部位(掌底・指関節・指先など)を打撃に用いることも可能である。それゆえオープンフィンガーグローブで[[グラウンドパンチ]]などの打撃を行う際は、グローブから露出した部分を用いて打撃を行った方が有効であるため、打撃モーションは「グローブなし」もしくは「ボクシンググローブ使用時」とはまた異なった、親指関節・裏拳部分を中心として相手を殴る独自のものとなる。
 
オープンフィンガーグローブの形状は団体などによって異なり、指の露出具合やパッドの厚さ・重さなどは千差万別で、格闘技イベントではその団体・主催者によって使用するオープンフィンガーグローブの規格が決められており、それ以外のもの(規格以上に重いものや小さいものなど)は使用できないことになっている。一方でレギュレーションに適合したグローブであれば多少の改良は許されているため、選手は試合で使いやすいように既存のグローブの掌部分などに切れ込みなどを入れて指の動きの制限緩和をはかる場合もある。
 
オープンフィンガーグローブは手を被う部分が限定的であるため、価格はボクシンググローブに比べ割安となっている。また製作の際には市販の[[手袋]]生産のノウハウが流用できるため、生産しているメーカーもボクシンググローブより幅広い。
 
== その他 ==
[[ゴルフ]]・[[ドライビング]]・[[自転車競技]]等の[[スポーツ]]で通常のグローブ同様[[グリップ]]力上昇手の保護の為に用いられる。指先が空いているため厚手であっても指先の感覚に鈍くなることはない。
 
一方で四輪の[[モータースポーツ]]においては、手袋に防火対策の意味もあるため、オープンフィンガーグローブの使用は明確に禁止されているのが一般的である。
 
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[[category:手袋]]
[[category:総合格闘技]]