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2009年3月12日 (木) 20:18時点における版
後藤大輔(ごとうだいすけ)は、日本の映画監督、脚本家、プロデューサーである。熊本県出身。早稲田大学文学部英文学科卒業。
早稲田大学在学中に学生映画の監督として活躍、80年に自ら製作、監督を務めた45分の短編「休暇の前提」で高い評価を得る。[1]
大学を卒業後、にっかつに入社し、ロマンポルノの助監督およびプロデューサーとして活躍。 88年に「ベッド・パートナー」で監督デビュー。ズーム・アップ映画祭で新人監督賞を受賞するが、悔しくもこの作品が、にっかつロマンポルノ最後の作品となった。[2]
その後活躍の場をVシネマへと移し、「のぞきや稼業」シリーズ、「ゴト師株式会社」シリーズ、「Zero WOMAN」シリーズなど、話題性のある作品において、監督、脚本を務める。
95年、篠原とおる原作、井上晴美出演の「82ワニ分署」でエロティック・アクション映画の分野に新境地を切り開く。
96年、武論尊原作、竹内力出演のバイオレンス・アクション映画「ドーベルマン刑事」を監督。
97年、斎藤陽子、杉本哲太出演の日米合作映画「SASORI in U.S.A.」で、ハリウッドにて監督デビュー。
その後、活躍の場をピンク映画に移すものの、「喪服の女 崩れる」「痴漢義父 息子の嫁と(夜明けの牛)」「猥褻ステージ 何度もつっこんで(ブラインド・ラブ)」など、小品ながら作家性の強い作品を意欲的に発表する。
特に「痴漢義父 息子の嫁と」は原題の「夜明けの牛」の名の元、アテネ・フランセ「日本映画考」で特別上映された他、「A Lonely Cow Weeps At Dawn」の英題のもと、[3]2008年9月にアメリカで行われた、オースティン・ファンタスティック映画祭にて上映され、多くの共感を呼んだ。[4]
監督作品
- 「休暇の前提」(1980 早大映像工房)
- 「ベッド・パートナー Bed Partner」 (1988 にっかつ撮影所)
- 「のぞき屋稼業」 (1993 ココナッツボーイ・プロジェクト)
- 「のぞき屋稼業2」 (1993 ココナッツボーイ・プロジェクト)
- 「のぞき屋稼業3」 (1994 ココナッツボーイ・プロジェクト)
- 「ゴト師株式会社III」 (1994 ビデオチャチャンプ=テレビ東京=パル企画)
- 「Zero WOMAN II 警視庁0課の女」 (1995 マクザム)
- 「ゴト師株式会社スペシャル 警視庁防犯課第5104号事件」 (1995 ゴト師製作委員会)
- 「82ワニ分署」 (1995 ワニブックス=ビジョンスギモト)
- 「ドーベルマン刑事」 (1996 ギャガ・コミュニケーションズ)
- 「Zero WOMAN 名前のない女」 (1997 マクザム)
- 「SASORI in U.S.A.」 (1997 ワニブックス=ビジョンスギモト)
- 「パチプロ覇王 炎の大連チャン」 (1999 ケイエスエス)
- 「喪服の女 崩れる」 (2001 新東宝=セメントマッチ=光の帝国)
- 「パチスロひとり旅」 (2001 アイディーディー=ジャミス)
- 「OL発情 奪う!」 (2002 新東宝)
- 「痴漢義父 息子の嫁と (夜明けの牛)」(英題:A Lonely Cow Weeps At Dawn) (2003 新東宝=セメントマッチ)
- 「夫婦交換前夜 私の妻とあなたの奥さん」 (2004 新東宝=セメントマッチ)
- 「猥褻ステージ 何度もつっこんで (ブラインド・ラブ)」 (2006 国映)
- 「新監禁逃亡」 (2008 竹書房=新東宝)
脚本作品
- 「休暇の前提」(1980 早大映像工房)
- 「かまきり兄嫁 かぶりつき」 (1989 フィルムキッズ)
- 「のぞき屋稼業2」 (1993 ココナッツボーイ・プロジェクト)
- 「のぞき屋稼業3」 (1994 ココナッツボーイ・プロジェクト)
- 「ゴト師株式会社III」 (1994 ビデオチャチャンプ=テレビ東京=パル企画)
- 「Zero WOMAN II 警視庁0課の女」 (1995 マクザム)
- 「82ワニ分署」 (1995 ワニブックス=ビジョンスギモト)
- 「サソリ 女囚701号」 (1998 ビジョンスギモト)
- 「サソリ 殺す天使」 (1998 ビジョンスギモト)
- 「パチプロ覇王 炎の大連チャン」 (1999 ケイエスエス)
- 「喪服の女 崩れる」 (2001 新東宝=セメントマッチ=光の帝国)
- 「パチスロひとり旅」 (2001 アイディーディー=ジャミス)
- 「天使が僕に恋をした」 (2002 多呂プロ)
- 「OL発情 奪う!」 (2002 新東宝)
- 「痴漢義父 息子の嫁と (夜明けの牛)」(英題:A Lonely Cow Weeps At Dawn) (2003 新東宝=セメントマッチ)
- 「夫婦交換前夜 私の妻とあなたの奥さん」 (2004 新東宝=セメントマッチ)
- 「猥褻ステージ 何度もつっこんで (ブラインド・ラブ)」 (2006 国映)
- 「新監禁逃亡」 (2008 竹書房=新東宝)
- 「濡れ続けた女 吸いつく下半身」 (2008 新東宝)
製作作品
- 「休暇の前提」(1980 早大映像工房)
- 「制服くずし」 (1987 にっかつ撮影所)
- 「ON THE BOAT」 (2003 ON THE BOAT製作委員会)
脚注
外部リンク
- Daisuke Goto(英語)