「半分の月がのぼる空」の版間の差分

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== 概要 ==
難病に侵された少女と、同じ病院に入院した少年との出会いを通して“いつかは終わりの来る日常”を描く<ref>原作あとがき</ref>[[恋愛小説]]である。作者の入院生活から生まれた作品で、作者の生まれ育った[[三重県]][[伊勢市]]を舞台としているが、実際の伊勢とは多少異なり、作者の思い出に残されている伊勢で物語は進んでゆく(とはいえ、[[繁華街]]の衰退など、伊勢の実情をかなりの程度反映した描写になっており、登場人物の行動にも深く関わっている)。地名なども実際の伊勢とは一部変えられている。
 
本作中には様々な文学小説が登場する。1巻には『蜜柑』([[芥川龍之介]])、2巻には『[[銀河鉄道の夜]]』([[宮沢賢治]])、3巻には『[[チボー家の人々]]』([[ロジェ・マルタン・デュ・ガール|マルタン・デュ・ガール]])、また4巻では『[[山月記]]』([[中島敦]])が登場。また短編でも7巻(短編集1巻目)に『[[高瀬舟]]』([[森鴎外]])、8巻(2巻目)に『[[若草物語]]』([[ルイーザ・メイ・オルコット]])が出てくる。