「国際連合タジキスタン監視団」の版間の差分

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国際連合平和維持活動
 
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これ以降、武力衝突は地方部へ波及し、内戦状態へと移行した。9月には反体制側が政権を獲得したものの、旧政権側が奪還するなど混乱も激しく、周辺諸国の憂慮も深まっていった。国外からの武装援助が見られ、周辺諸国への波及も恐れられたことから、1993年には独立国家共同体による平和維持軍の現地展開が開始され、人道支援および治安維持にあたるようになった。和平仲介も行なわれ、1994年9月に一時停戦合意が結ばれた。これを受けて、和平を推進するために[[国際連合安全保障理事会]]では12月16日に決議968を採択、国際連合タジキスタン監視団(UNMOT)が創設されることとなった。UNMOTの任務は停戦状況の監視と、停戦合意の遵守状況に関して各派で構成された合同委員会への報告、人道支援協力、CIS平和維持軍の協力による警備などである。
 
1994年11月6日に反体制派の[[エモマリ・ラフモン]]が大統領となり、各派の仲介が進められた。1997年6月27日に反体制派を閣僚内に入れることで和平合意が成立し、UNMOTは[[民兵]]の武装・動員解除に協力することとなった。2000年には[[国際連合]]と[[欧州安全保障協力機構]]の支援の下に議会選挙が行なわれている。情勢が安定したこともあり、2000年5月をもってUNMOTは終了、[[国際連合タジキスタン和平構築事務所]](UNTOP)へと移行した。UNMOTの規模は最大時で軍事要員120名。
 
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