「クリーンエアフィルタ (自動車用)」の版間の差分

クリーンエアフィルタはエアコン稼働時に働くもので、外気<ref>外気取り込みモードの場合</ref>・内気からの[[粉塵]]や[[排気ガス]]や[[花粉]]などをこし取って浄化した状態でエアコンに流す役目を担っている。ものによっては、[[脱臭]]効果、防菌・防[[カビ]]効果を兼ね備えるものもある。

厚さ数ミリの化学繊維の[[不織布]]や[[グラスペーパー]]等で、それが何層にも重なっており、通常は平べったい立法体<ref>一部の自動車メーカーでは[[バウムクーヘン]]のような筒形を採用している。</ref>の枠にフィルタがはまった形状で[[ASSY]]されている。なおフィルタ自体は露出されている。

基本的に消耗部品であるため、使用期間・使用頻度によってどんどん汚れが溜まり、フィルタとしての効果が薄れていき、放っておくと最終的には殆ど役目を果たさなくなる。汚れは清掃すれば多少は機能回復するが、清掃しづらいのと完全には回復しないため、1年に1回または走行10,000kmが交換時期の目安<ref>あくまで目安なので、排気ガスや粉塵が多いところで多く乗っていれば汚れが早く溜まる。また、エアコンからの呼気がカビ臭くなったり、排気ガス臭くなったりした場合は乗員の健康にも良くないためし、花粉症の方は早期の交換をお薦めする。</ref>とされている。

交換部品としてカーショップ等で3千円～5千円程度の価格で市販されているが、車種によって様々であるため、購入・交換の際には、車種適合表を必ず確認する必要がある。消耗部品の中ではとりわけ交換頻度の高い性質であるため、取付作業自体は比較的簡単に出来るようになっている場合が多いが、素人はプロに任せる<ref>ディーラーやカーショップなどに任せた場合、3千円前後の工賃が発生する。</ref>のことをお薦めする。

また、業者によっては点検などの際に、少しの汚れただけで交換を薦められたりするが、交換しなかったからといって、[[エアエレメント]]と違って、走行に異常を来すものでもないので。よって、前述した目安に当てはまらない場合は、実際にフィルタを作業者に取り外してもらい自分の目で確認したりするか、エアコンを稼働して不快な臭いが出ていないか確認するなどして、交換を検討するのをお薦めする<ref>もしそれユーザーによる判断を拒むような素振りがある業者はいわゆる[[ボッタクリ]]と疑った方が良いかもしれない。</ref>。