「日本の核武装論」の版間の差分

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Point136 (会話 | 投稿記録)
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=== NPT体制の崩壊の可能性と米国の反対 ===
* インドの核武装はパキスタンの核武装を引き起こしたことから、日本NPT脱退することは韓国/台湾/ベトナムのNPT脱退の引き金、ひいてはNPT体制が崩壊する発火点になり得る。日本が世界核軍縮条約を崩壊させる引き金を引いた場合、世界の中で日本の外交的立場は現在の北朝鮮のように「短絡的不法国家」に悪化し、常任理事国入りが不可能になるばかりでなく、同盟国を失いかねない。
<!--* 大国核独占の問題は、アラブ/ブラジルなど他の非核国との共同でNPT改革によってNPT公認の中小国共同核組合を立ち上げる方向でなすべきであり、そのほうが米国の同意を得やすく、中露に核施設空爆の口実を与えずに済む。(単独核ではなく共同核)
* 今日の米国にとってイラン・イラク・北朝鮮で明らかなように(とりわけテロリストへの)核拡散防止が安全保障の絶対命題になっている。NPT体制崩壊と小国への核拡散は同盟国の要請で出征した米軍の死傷者を激増させるので米国の国益に反する。そのような理由でNPT体制を崩壊させる引き金になりうる日本のNPT脱退と核武装に賛成する米議員は極めて稀である。したがって、NPT改革による共同核保有ではなく、NPT脱退を前提とする単独核保有にこだわる限り米国との対決がさけられない。 共同核云々は核保有の手法であって、核武装の効果の疑念に対する解消にはならない。故にこの項目からは共同核の記述をコメントアウト-->