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『'''見知らぬ女からの手紙'''』(みしらぬおんなからのてがみ、<small>原題</small>: 一個陌生女人的来信、{{簡体字|一个陌生女人的来信}}、<small>英題</small>: ''A Letter from an Unknown Woman'')は[[2004年]]の[[中国映画]]。
 
ある女性が10数1930-40間胸代の[[北京市|北京]]を舞台抱き続けたある女のひたむきな愛の姿軌跡を描く。
 
[[シュテファン・ツヴァイク]]の短編小説『未知の女からの手紙 [[:de:Brief einer Unbekannten|''Brief einer Unbekannten'']]』を原作に、人気女優・[[徐静蕾]](シュー・ジンレイ)が映画化を企画、自ら[[映画監督|監督]]・[[脚本]]・[[主演]]を兼ね注目を集めた。第52回(2004年)[[サン・セバスティアン国際映画祭]]最優秀監督賞受賞作品。
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== あらすじ ==
[[1948年]]も暮れようとする[[北京市|北京]]<ref>当時の正式呼称は北平市。本作品の背景となった時期は改名を繰り返していた為([[北京市#歴史]]の項を参照)、記事あらすじ内の記述は北京で統一した。</ref>。ある男の元に、「私のことを知らないあなたへ」との書き出しで始まる、1通の手紙が届いた。そこに綴られていたのは、彼の記憶に刻まれることのなかった1人の女、幾度かの短い邂逅の中で見返りを求めることなく一途に男を思い続けた女の、18年間の半生と秘めた愛の告白だった。
{{ネタバレ|物語|スキップ=作動}}[[1930年]]、北京の[[胡同|下町]]・[[四合院]]に母と2人で暮らす少女の隣に、1人の男が引っ越してきた。教養がありモダンで洗練されたの姿を垣間見た少女は、一瞬で恋に胸を焦がすようになる。その熱い感情は、母親の再婚した母親に連れられ[[山東省|山東]]へ転居した後も消えることはなかった。
 
[[1937年]]、憧れの人と同じ街で暮したい一心で女は北京の[[師範学校]]に、再び憧れの人と同じ街で暮し始めた変わらず、すれ違い一瞬視線が重なるだけで心ときめく日々に、ある日突然大きな変化が訪れた。[[反日|抗日デモ]]の鎮圧騒動の中初めて言葉を交わした2人は、気持ちの高ぶるままに一夜を共にする。女はこれまでが胸の想いを明かすことはなく、多忙で女性遍歴も豊富な有名作家である男は行きずりの情事など瞬く間に忘れ去った。やがて妊娠に気づいた女は街を去り、[[四川省|四川]]に去り、ひっそりと男の子を出産する。
 
[[1945年]]、2人は再び北京で一瞬の再う。時は[[日中戦争|戦時]]下、幼い子供に不自由させくない一心で、す。女は[[娼婦|高級娼婦]]となっていた。そして男は女を全く覚えていなかった。失望、そして諦観に馴。そながら、でも女は何も明かさずに男の誕生日に毎年白い薔薇の花束を贈り続けた。それは愛を交わした日の思い出の花だった。
 
そして[[1947年|2年後]]、パーティーの席で顔を合わせた2人。過去を思い出さないままの男の誘いを、女は拒まなかった。翌朝、ふと微かな[[既視感|デジャブ]]にとらわれた男を残し、女は自分の贈った薔薇を1輪貰って静かに去った…。
 
女からの手紙は2人の間の息子の病死を告げており女の死を暗示して終わった。手紙の到着女が亡くなったとを意味しう結ばれていた。「恋に落ちたあの時から、私の心にいたのはあなただけ<!-- {{lang|zh|从那一秒钟起,我的心里就只有一个人,就是你}} -->。」{{ネタバレ終了|物語}}